2022年、コミュニティ「ノンプロ研」ではじまる新しい取り組みについて

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みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」は、ノンプログラマーがプログラミングをはじめとするITスキルを学び合うコミュニティです。

先日、2022年最初の定例会が開催されました。

テーマは「2022年ノンプロ研ではじまる新しいこと」。

今年からコミュニティ内ではじめたいと考えている新たな取り組みについて詳しくお伝えしましたので、本記事でもレポートをしてまいります。

ちなみに当日の様子は以下、Togetterのツイートまとめもご覧くださいませ。

ノンプロ研定例会Vol.59「2022年ノンプロ研ではじまる新しいこと」
2017年12月からスタートしたノンプロ研も5年目に入りました。みなさんのおかげでとてもアクティブな学ぶ場となっておりますが、より一層の学びを得ていただくために、いくつかの新しい取り組みを用意して..

では、行ってみましょう!

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インストラクション講座

2019年5月の定例会で、みなさんに「講師になりましょう!」という話をさせていただきました。

学んだら講師を目指そう!プログラミング講座開催のA to Z
コミュニティ内限定プログラミング講座という取り組みをはじめました。その講師を増やすべく「『教えて二度学ぶ!』 ノンプロ研講座開催のA to Z」をテーマに定例会を開催しましたので、そのレポートをお送りします。

「教えることは二度学ぶこと」の教え通り、たくさんの方が講師に立候補いただきまして、昨年2021年は12名の講師の方にノンプロ研講座を担当いただきました。

2021年ノンプロ研「1年の振り返り大BT大会」レポートとコミュニティの歩み
「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」は、ノンプログラマーがプログラミングをはじめとするITスキルを学び合うコミュニティです。今回は、先日開催された2021年の忘年会兼定例会「1年の振り返り大BT大会」の開催レポートをお送りします。

講師がいっぱい誕生すると、たくさんの講座が開講できます。そして、それだけ学びの場が多く提供できるようになりますので、素晴らしいことです。

しかし、一点課題があります。

それは「新規講座開発」が難しいということです。

そもそも講座は要素数が多いですからね…何を入れて何を入れないか、その適切な順番は?など、組み合わせの数も半端ありません。

講座の要素数

現在提供している講座のほとんどはタカハシが開発したものなんです。

もし、新規講座をメンバーの皆さんが作れるようになれば、ノンプロ研の講座のラインナップも格段に増えるはず…!

また、職場向けの独自の研修を開発をすることができるようになるかも知れません。

そこで、効果的な講座開発と実施がを楽にスマートに行うための知識とスキルを身につける「インストラクション講座」をスタートします。

インストラクショナルデザインとは

インストラクション講座は、「インストラクショナルデザイン(Instructional Design)」をベースにして、プランノーツの企業研修やノンプロ研講座で得られた知見を組み合わせたものです。

インストラクショナルデザインとは、これまでの学習モデルや研究を応用して、学習支援環境を実現するプロセスをいいます。

学習効果を高めるために、先人たちが残してくださっている一定の「型」があります。

型があるということは、それに沿って講座の開発ができますから、楽にスマートにそれが行えるということになるわけです。

本講座は、3月からの開講を目指して準備を進めています。

「教える」を体系的に学びたい方には、たいへんおすすめの講座になるはずです。

ノンプロ研活用講座

ノンプロ研では160名以上のメンバーがいて、年間230ものイベントが開催され、Slackも非常にアクティブにやり取りがされています。

これはコミュニティの活動量という意味ではたいへん望ましい姿なのですが、新しく入会されたばかりの皆さんにとってはその活動量が「驚異」に映ってしまうことがあります。

新規入会者にとっては驚異

全体が見えないながらも、一歩ずつ勇気を出して参加いただければ、徐々に慣れることもできるのですが、人によってはその勇気が持てずそのまま…ということもあるのです。

新しいメンバー向けガイダンスに講座のしくみを利用する

そこをフォローするために、新しいメンバー向けのイベントを試行錯誤しながら開催してきたのですが、その参加の結果、コミュニティでのアクティブ率が期待以上に上がったという成果はなかなか得られませんでした。

あるとき、「そういえば、それらのイベントは一方的なレクチャー形式だったよな…」などとぼんやり思っているときに閃いたのが「ノンプロ研活用講座」です。

ノンプロ研のプログラミング講座は、以下のようにアウトプット重視の参加型になるよう設計されていたからです。

  • 事前課題、宿題、卒業LTなどアウトプットの機会がまんべんなく用意されている
  • TAやホストも加えたチーム体制、アイスブレイク、Slackチャンネルの仕組みなどN対Nのネットワークがつくられる

この講座のしくみを、新しいメンバー向けのガイダンスに応用できないかと考えたのです。

講座という安心できる環境で、Slackに投稿したり、アイスブレイクをしたり、ZoomでLTしたり…そういう体験ができる機会を提供すれば一歩を踏み出すきっかけに十分になりえると考えました。

本講座も、3月からの開講を目指していますので、少しお待ちください。

講座ラインナップ拡充

上記2講座以外にも、今年はいくつかの講座を開講すべく準備を進めたいと考えています。

順番でいうと以下のとおりです。

  1. インストラクション講座
  2. ノンプロ研活用講座
  3. 中級講座Pythonコース
  4. オブジェクト指向入門講座GAS/Pythonコース

オブジェクト指向入門講座」は、ノンプログラマー向けプログラミングの基礎でいうと、残されていたパーツというところです。

ここで紹介する概念や構文で、ほぼほぼ各言語の基礎は抑えたといってよいかと思います。

また、以前の定例会でもお話したとおり、「複雑なソフトウェアに立ち向かう考え方」はプログラミングだけでなく、ビジネスや組織運営でも応用が効くものではないか?と期待しています。

ドメイン駆動設計がすべてのノンプログラマーにもたらすもうひとつのメリット
先日のノンプロ研の定例会「ノンプログラマーのためのドメイン駆動設計超入門」のレポートをシリーズでお送りしております。今回は、「ドメイン駆動設計がすべてのノンプログラマーにもたらすもうひとつのメリット」をお送りします。

その前段として、ずっと着手できなかった「中級講座Pythonコース」の開講が必要になります。

ノンプログラマー向けとはいえ、Pythonはスクレイピング、アプリ開発、データサイエンス、機械学習など学習の方向性が幅広すぎて講座として統一するのに苦心していたのですが、ようやく目処がたってきました。

もうひとつ、昨年末にメンバーの皆さんによって開講された「Power Query講座」についても、インストラクションデザインをベースによりパワーアップしたものにできればと考えています。

これらの講座は、ノンプロ研活用講座以降となると思いますが、楽しみにお待ちいただければと思います。

また、インストラクション講座を開講することで、皆さんから他のステキな講座のアイデアが出てくるかも知れませんので期待しています!

ノンプロ研を用いた越境学習プロジェクト

越境学習プロジェクトはノンプログラマー協会の取り組みです。

普段から所属している組織(ホーム)と、それとは異質の共同体(アウェイ)とを、行ったり来たりしながら行う越境学習の「アウェイ」として、ノンプロ研を利用しようというものです。

詳しくは以下の記事で紹介しております。

2022年やりたいこと、「ノンプログラマー協会」編
2022年になりました。1月1日から「2022年やりたいこと」をお伝えしておりまうが、2日目の今日は「ノンプロ協会編」。昨年設立した「一般社団法人ノンプログラマー協会」についてやりたいことをお伝えします。

そしてこのプロジェクトがいよいよ本格的にスタートすることになりました。

現在、2社の企業様について、それぞれ越境学習プロジェクトのトライアル実施について話を進めているところです。

こちらも3月くらいから本格的にスタートをできるよう準備を進めています。

このプロジェクトの成果は、ノンプロ協会のWebサイトでレポートをしていくので、ご覧いただければうれしいです。

一般社団法人ノンプログラマー協会
一般社団法人ノンプログラマー協会のホームページです。当協会は「IT学習を継続するノンプログラマーが当たり前に活躍する社会を実装する」を目指し、その支援、促進、啓蒙活動に取り組んでいます。

まとめ

以上、ノンプロ研定例会「2022年、コミュニティ「ノンプロ研」ではじまる新しい取り組みについて」のレポートをお送りしました。

これら新しいことを含めて、どんどんコミュニティに新しい風を送り込んでいきますよ!

  • インスラクション講座
  • ノンプロ研活用講座
  • 講座ラインナップの拡充
  • ノンプロ研を用いた越境学習プロジェクト

みなさん、今年のノンプロ研の活動にもご期待ください!

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