みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。
「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」は、ノンプログラマーがプログラミングをはじめとするITスキルを学び合うコミュニティです。
以前お伝えしたとおり、2022/01/22から01/30までで開催される「技術書典12」に出展することができました。
今回の技術書典も好評のもと終えることができ、先日の定例会では「技術書典12出展&参加レポート」ということで、新作を執筆された皆さんにご登壇いただきました。
はじめての書籍の執筆…どんな感じだったのでしょうね…?
本記事では、その皆さんの発表のようすについてお伝えしていきます!
ちなみに当日の様子は以下、Togetterのツイートまとめもご覧くださいませ。
では、行ってみましょう!
技術書制作プロジェクトとは
まず、はじめにノンプロ研の技術書制作プロジェクトについて簡単に紹介しておきましょう。
本来、技術同人誌を制作する場合、著者が執筆だけでなく、組版や印刷、販売といったすべての役割を担うのですが、本プロジェクトでは執筆以外の部分をノンプロ研でサポートします。
これによって、ノンプロ研メンバーに普段は得られない学びの機会を提供するとともに、ノンプログラマー向けの多様な書籍が世に出るのを推進するという狙いがあります。
技術書店というのは、国内最大級の技術同人誌マーケットで、今回の開催が12回目。
「技術書典12」で、本屋さんでは手に入れることができなかった、新たな3冊を世に送り込むことができました。
それぞれ、執筆された皆さんにご登壇いただきましたので、以下レポートをしていきましょう!
「Excel VBA 配列⼊⾨」&技術書典12参加レポート
まず最初は「Excel VBA 配列⼊⾨」を執筆された@kudouさんから、発表をいただきました。
なぜ「VBA配列」を題材にしたのか?について、「学習に苦戦していたから」とおっしゃられていました。
たしかに、VBA配列は他の言語と比べると仕様がややこしく、学習の難易度が高いという難点があります。
ノンプロ研の技術ライティング講座では、自分が過去に苦労したことを、よりコストの低い方法を見出してそれを書けば価値になるという話をしていたんですね。
まさに、それを実践されていたということでたいへん嬉しく思いました。
執筆中の企画書を修正&書き直しといった苦労話もありましたが、実際に発売してみると応援や励ましもあったとのこと。
良かったです…!
個人的には、拙著「Excel VBAを実務で使い倒す技術」の著者に監修してもらえるなら…ということで意を決したというエピソードもあり、著者冥利に尽きるなぁとうれしかったです。
恐怖の技術書典
つづいて、「Officeスクリプト入門講座」を執筆された@aliceさんから発表をいただきました。
登壇タイトルは「恐怖の技術書典」…気になるタイトルですね~
kudouさんもおっしゃられていたのですが、技術ライティング講座の宿題から流されるままに書籍を出すことになってしまったとのこと。
しかし、当初はこんな不安があったとのことでした。
- できる人が書いたほうがいいのではないか?
- 詳しくないのに書いてしまっていいのか?
- Git&GitHubがうまく使えない
- 1回書いたら書き直せない
- 内容がマニアックなので需要があるのか?
- ディスられるのではないか?
- お値段がまぁまぁする…
うん、書く立場になると、よくわかります…。
ただ、いろいろな恐怖があったとしても、実際にやってみると、世の中の人はみんな優しく、どうにかなる…そんな話をいただきました。
締めにいただいたコメントも本当にステキでしたね~。
「みなさんのステキなところが本になって出版されたらうれしいです」
「Google フォームによる『新型コロナウイルス検定』の作り方」を書きました
最後は、「Google フォームによる『新型コロナウイルス検定』の作り方」を執筆された山口征啓さんに締めていただきました!
『新型コロナウイルス検定』は実際にGoogleフォームでつくって8万人くらいの方に利用いただいたという経緯がありました。
ただ、その実績を形に残したいというのと、フォームの有効な使い方を皆さんに知ってほしいというのとがあり、今回の企画を出されたとのこと。
たしかに、書籍は名刺がわりのような存在になりますからね。
講座も宿題がたいへんですし、企画書を通すのもなかなかの山場なのですが、実際に書き始めれば、自然と内容はついてくる…執筆してみると、そんな実感を持たれたそうです。
そんな山口さんからメンバーの皆さんへ強く言いたいこととして、「技術ライティング講座を受けたなら、本を書かないともったいない!」という熱いメッセージをいただきました。
なぜなら、講座の内容の復習になり腹落ちがするし、学ぶことがとても大きい…そして、何よりタダで添削してもらえるとのこと。たしかにw
ぜひ、多くのみなさんに、このなかなか得られない体験を味わっていただきたいと思います。
まとめ
以上、「技術書典12出展&参加レポート」についてお伝えしました。
2回の技術書典に参加し、合わせて5冊の書籍を世に出すことができました。
制作プロセスとしては、まだ改善すべきところも多いのですが、おかげさまで流れとしては確立できてきたように思います。
このまま、みなさんの貴重な学びの体験にもなり、かつ多様な書籍が世に生まれるプロジェクトとして、大事に継続していきたいと思います!
「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」について
コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」では、毎月の定例会や勉強会、Slackでのやり取りを通して、皆さんのプログラミング学習の質やモチベーションを高めるための活動をしています。 過去の活動については、以下のページをご覧ください。- コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2017-2018)
- コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2019)
- コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2020)
- コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2021)
- コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2022)