みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。
今回もコミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」(通称ノンプロ研)についてです。
以下の記事でその活動実績報告をさせていただきました。
参加人数やアウトプット量は良い指標だという気もしなくもないのですが、本当にそれらが増えていけばコミュニティとして成功なのかどうか?、でいうとちょっと不安になるところもあります。
それで、コミュニティ運営をする上で私が参考にしているフレームワークが2つほどあります。
その1つが、去る3/7にLTでイベント登壇したコミュニティ「CMC_Meetup」で学んだフレームワークです。
今回は、その「CMC_Meetup」で学んだフレームワークをノンプロ研に当てはめて、コミュニティ活動の評価をしてみたいと思います。
では、行ってみましょう!
コミュニティを活発にするためのフレームワーク
さて、その「CMC_Meetup」というのは、今プロダクトとかブランドとかのマーケティング手法として大注目の「コミュニティマーケティング」について考えるコミュニティです。
詳しくは以下、CMC_Meetupの発起人である小島さん(@hide69oz)のインタビュー記事をご参考ください。
それで、去る3/7にチャットワークぼユーザーコミュニティである「ChatWork Café」を代表してLT登壇してきたんですね。
参加してみてたくさんの学びがありました。もちろん、ChatWork Caféにも活かしますし、ノンプロ研にもすごく参考にできるかと。
ノンプロ研は、何かをマーケティングすることを主目的にしたコミュニティではないですし、有料コミュニティなので、ちょっと性質が違うところもあるのですが、
コミュニティを活発にし、最終的には「自走できる」モードにまでもっていく
ための、かなりわかりやすくて参考になるフレームワークでした。
以下の3つです。
- オフラインファースト
- アウトプットファースト
- コンテキストファースト
以下、これらのひとつひとつについて当てはめてみます。
オフラインファースト
そもそも、ノンプロ研のスタートは染谷さん(@masatoshisomeya)が主宰されているコミュニティ「ギガ盛りブログ飯」を超パク参考にしてスタートをしています。
ですから、必然的にノンプロ研はオフラインを中心にしたコミュニティになったというのはあります。
ノンプロ研では、月1回の定例会(あとこの後の飲み会)と、月2回のもくもく会がメインの活動として定着しています。
なぜ、オフラインが良いのか?
これ、最初はちょっと「なんでかな?」と思っていたのですが、
オンラインは、オフラインで熱くなった気持ちを維持するものとして重要。オンラインで拡散させ、情報の流通量を上げたいと思うなら、オフラインの場がある方が絶対にいい
ということなんですね。「熱量」ですね。
プログラミングのテクニックを伝えるだけなら、オンライン経由のテキストで十分なのかも知れませんが、直接話を聴く、会話をする、飲む交わすことによる熱量は伝わりませんもんね。
そして、その熱量を維持・拡散するためにオンラインがある、と。なるほどですね!
確かに、ノンプロ研も飲んだ後、みんな満足そうだもんな~
リモート開催も検討
ただ、実は遠方の方からのお問い合わせもチョイチョイあるのです。
実際に、既にご参加いただいている方もいらっしゃっていて、上京のタイミングで定例会やもくもく会にご参加されると…ありがたや…!
ただ、それではコストがすごすぎちゃうので、ITの力を借りてリモートで定例会に参加いただくようなことも考えています。
チャットワークLiveとか、ハングアウトMeetとかありますもんね。
試してみないとなんともですが、「ない」よりは熱量の伝達量が下がっても「ある」ほうがいいかなとも思っているので、常に良い方法を模索していきたいと思っています。
アウトプットファースト
参加メンバーの皆さんには申し訳ないのですが、アウトプットについては正直ちょっと心配していたんです。
というのも、私がパク参考にしていた「ギガ盛り」はブロガーさんたちの集まりじゃないですか。そもそも、Twitterは当たり前、ブログも当然の最初っから「発信者」なんですね。
ブロガーさんというのは、アウトプットファーストの旨味をわかりやすいポジションなんです。
ノンプロ研のターゲットは、一般的なビジネスマンなので、発信したりギブしたりするのって積極的じゃないんじゃないかなぁ…と思っていたんです。
ガンガンオンラインで何行もあるソースコード貼り付けて「これ教えてくれ」「これ直してくれ」のクレクレの嵐になったらどうしよう…そんな心配が若干わずかにほんの少しだけありました。
ただ、蓋を開けてみたら前回記事でお伝えした通り。
コミュニティのFacebookページやSlackはもちろん、ちょっとハードル高いと思いながらも、Twitterやブログでの発信を皆さんに強いたオススメしたところ、皆さん積極的に「発信」を学びに取り入れていただいています。
これは、このまま育てていくと、コミュニティ全体としての価値提供力や発信力も高まっていくぞ…!と、とても期待しています。
コンテキストファースト
コンテキストファースト…コンテキストは英語で「文脈」という意味。何だそりゃ、という感じですが、小島さんによると
そもそも何の集まりなのか、ということ。メンバーの興味の粒度が合っているのかをセットすること。
実は、さっきのアウトプットと近いのですが、もっと心配していたこととして
「お金払っているんだから、とことんサービスしてくれよな」
というメンバーばかりだったらどうしよう…というのがありました。
たまーにクライアントさんでもいらっしゃるんです、ちょっとでもお金を払う立場になると王様みたいになっちゃう方。
クレクレ星人コミュニティ…恐ろしい。
それで、そもそものコンセプトとして、入会ページとかアチコチに、以下のように口酸っぱく記載するようにしています。
「プログラミングを教えてもらう」ことよりも、むしろ「自らで学び続ける力をつける」また「教え合うことで学びの価値を上げる」ことを重視しています。自らで学ぶ・学び合う意欲がある方のみ、ご入会ください。
ただ、蓋を開けてみたら、皆さん自ら学ぶ意欲が高い方ばかり。
心配しすぎですね、私。
ありがたいことに、ノンプロ研には既に「ロールモデル」がたくさんいらっしゃるので、おそらく今後メンバーが増えていっても大丈夫な予感がしています。
コンテキストの細分化
これから人数が増えていくと、おそらくコンテキストの細分化が必要になってくるかなと思っています。
もくもく会のテーマを細分化して、「VBA」とか「GAS」とか言語区切りだったり、「スクレイピング」とか「チャット」など操作対象区切りだったりできるかなと思っていて、それにより学びの質が上がるかなと。
あと、もっと増えたら定例会の他に「分科会」もありですね。これは、もっと人数が増えないと実現難しいかもですが、参加者の皆さんの登壇機会をぐっと増やせるかなと思います。
もっとメンバー増えないかな~。
まとめ
以上、ノンプロ研の活動を「CMC_Meetup」で学んだフレームワークである
- オフラインファースト
- アウトプットファースト
- コンテキストファースト
に当てはめて考察してみました。
今の所、運良くこのフレームワークに沿って活動できていると思います。
これから規模が大きくなったり、活動に変化があったときにも、ちょくちょくこのフレームワークに立ち戻って振り返りたいと思います。
次回ですが、もうひとつのフレームワークがありますので、それについて当てはめて考察してみたいと思います。
どうぞお楽しみに!
「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」について
コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」では、毎月の定例会や勉強会、Slackでのやり取りを通して、皆さんのプログラミング学習の質やモチベーションを高めるための活動をしています。 過去の活動については、以下のページをご覧ください。- コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2017-2018)
- コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2019)
- コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2020)
- コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2021)
- コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2022)