みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、時間よりも集中力のほうが貴重になっていくのでは?です。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
書籍の執筆というのはものすごく集中力が必要
今日は、時間よりも集中力のほうが貴重な資源になっていくのではないかというお話をします。
僕は今、デジタルリスキリング入門(仮)という書籍を執筆中です。
2年ぶりに書籍を書いているのですけど、書籍の執筆というのはものすごく集中力が必要になる作業です。
実際にドキュメントを開いて執筆を開始する前に、構成案をつくるんですね。
目次案みたいなもので、章・節・項の構成とそれぞれで何を書くかをだいたいつくっておくという作業です。
この作業はめちゃくちゃ集中力がいるんです。
そもそも何を伝えたいものかをブレさせずに、その伝えるために入れるべき項目は何か、入れなくてもいい項目の選別したり、言いたいことのグルーピング、どこに何を書くか、その順番を考えていくわけです。
無限の選択肢から選ばないといけない
そもそも無限の選択肢があるので、その中から選ばないといけないのですが、時系列で並べていくのか、大枠から詳細に進んでいくのか、はたまた逆なのか。いろんなパターンで当てはめて考えていきます。
類書があれば、どうやっているのか参考にしたりします。
いったん並べてみて、ターゲットになりきって読んでみたところを創造力を働かせて、違和感があったら、どこが違和感あったのか、その違和感をどう解決できるかを検討していくわけです。
とにかくここの作業は集中力が必要になります。
書籍の執筆の構成をつくるというくくりで似たような作業でいうと、講座やプレゼンの構成をつくる作業はかなり似ているなという印象があります。
あと、他の方がつくった書籍や講座の構成案をレビューすることも僕の仕事ではあるんですけど、このときも同様の集中力が必要になって、かなり深くまでダイブするつもりで臨まないとなかなか進みません。
類書がほとんどない本を生み出す
書籍の執筆の話に戻します。
これまでの経験でいうと、構成案が決まったら、それがガイドになるので、執筆作業のほうが脳みその負荷がかからないことが多かったのだけど、今回のデジタルリスキリング入門(仮)はちょっと違うんです。
これまで書いてきた書籍はプログラミング本だったので、書籍ごとにもちろんオリジナリティはあるのですけど、プログラミングというくくりでいえば類書もたくさんありますし、歴史もあるのである程度のセオリーがあるんですね。
ただ、今回はビジネス本で、リスキリングという新しい概念です。類書がほとんどない状態です。プログラミングに比べると「正解」というのがないパートも多くて、「僕はこう思う」というのも書いていいんです。
なので、無限の選択肢の中から、自分が本当に言いたいことを自分で導き出す作業になります。
構成案を常に疑う
構成案はある程度つくってスタートしたものの、書いている途中に、納得いかないパートが出てきてしまったり、逆に良いアイデアが出てきてしまったりで、どんどん変わりようが出てきちゃうんです。
なので、構成案も常に疑いながら、執筆するという感じになっていて、1月から何ヶ月もずっと脳みそ負荷MAXモードで作業をしています。
ある仮説が確信に変わりつつある
そんな状態で2023年を過ごしているんですが、前々からそうではないかと思っていた仮説が、確信に変わりつつあります。
それは何かというと、今回のテーマである時間よりも集中力のほうが先に尽きるということです。
集中力が切れると、時間が余っていたとしても、構成案つくったり執筆に向かったりしても、ほとんど進まないという状態に陥ることがあります。
なので、そんなときは20分仮眠して脳をリセットするみたいなことをするのですけど、それも1日2回くらいまでが限界で、あとは夜ぐっすり眠らないと回復しないなという印象です。
イメージとしては、1日集中力が必要な仕事に関しては合計6時間は持たないんじゃないかと思っています。
集中力を使う仕事ばかり残っていく
僕の場合、そもそもそういう集中力を使わなくてもいい仕事というのは、すでにほとんどなくなっているんです。
どうしてかというと、自動化してしまっているか、他のどなたかにお願いしてしまっているかなので、さきほどの構成案をつくったりとか執筆をしたり、スライドをつくったりVoicyといった仕事で1日が埋まっているという状態です。
生成系AIが仕事の一部を代わってくれる
さらに、今、じゃんじゃん出てきている生成系AIが大きく影響を及ぼしそうな気がしています。
具体的には、ChatGPTとか、最近発表されたMicrosoft365やGoogle Work Spaceへの 生成系AIの導入がニュースになっています。
これらが僕らの仕事の一部を代わりにやってくれるということです、
例えば、アイデアほしいなということで、Webで検索してあれこれ情報を集めてくるとかをChatGPTが今まさにやってくれています。
僕がやっている構成案の箇条書きのテキストから、いったんスライドに落とし込んでいくのも生成系AIの仕事に取って代わっていく未来がすぐそこに来ています。
こういった仕事がどういった部分かというと、全体としては集中力がいるタスクの一部ではあるのですけど、その中に紛れている、集中力をそこまで酷使しない仕事です。
Web検索をしてあれこれ探してnoteに発表するとか、構成案のアウトラインをスライドに落とし込むというのはそんなに脳みそを酷使する作業ではないわけです。
なので全体的に集中力がいるタスクではあるんですけど、さらにその密度を増していく、そういうことが生成系AIの登場によってなされていくんではないかなと思います。
集中力MAX必要な部分が残っていく
本当に自分に残る仕事は、全部集中力MAX必要な部分になるのではないかと思っています。
この集中力MAXの時間を、プライオリティの高いところにきちんと充てて、きっちり成果を出していくという、そういった集中力のマネジメント力が、よりいっそう求められるようになっていくのではないかと思っています。
まさに執筆をしながらそんなことを考えながらやっています。
時給の仕組みでは醸成されにくいのでは
ビジネスパーソンでいうと、時間給で1日8時間、残業すれば追加でお給料をもらえるという仕組みでお仕事をされていることが多いと思うんですけど、本当に求められる仕事ってそういった仕組みの中ではなかなか醸成されない部分もあると思いますので、個人的には気になっていることではあります。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「時間よりも集中力のほうが貴重になっていくのでは?」をお届けしました。
もちろん時間もとても大事な資源ではあるのですが、集中力も合わせてとても大事な資源になっていくと思っています。このあたりをもしかしたら今執筆中のデジタルリスキリング入門(仮)にもいれていくかもしれないと思ってアウトプットしました。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
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では、また。