みんなで本を作って楽しもう!技書博10&技術書典16の紹介とその振り返り

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、みんなで本を作って楽しもう!技書博10&技術書典16の紹介とその振り返りです。

タカハシノリアキ「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
「日本の『働く』の価値を上げる」をテーマに活動しているタカハシノリアキが、みなさんがいきいきと学び、働くためのヒントをお届けしています。働く、学ぶ、コミュニティ、デジタルなどがキーワードです。#スキルアップラジオ■生放送によるレギュラー番組...

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

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技術同人誌イベントに参加してきました

さて、この5月ですが、技術同人誌に関するイベントが2つもあり、学習コミュニティノンプロ研のみなさんとそれぞれに参加して楽しんできました。

今日はその2つのイベントの参加レポートをお送りします。

技術同人誌マーケット「技術書博10」「技術書典16」

この5月は2つのイベントがあり、僕は福岡に住んでいますが、2回東京にお伺いしました。

5月12日に開催された技術書博覧会10、通称技書博と言いますが、こちらのイベントと5月26日技術書典16のいずれも技術同人誌のマーケットです。

もう少し詳しくお伝えすると、プログラミングや電子工作、その他色々な技術に関する自作同人誌を制作して販売できるマーケットです。

本来、書籍というのは出版社さんと一緒に制作をして、そして流通を通して各書店に並べてもらう仕組みです。

ですので、誰にでも書けるものではない、そういう風に思われます。

しかし、同人誌であれば、自分で製作して販売できますので、誰でもチャレンジができます。

そして、技術に関する同人誌を販売するマーケットがいくつかありまして、そのうちの2つがこの5月に開催されました。

この2つのイベントに、学習コミュニティノンプロ研のみなさんとサークルに参加してきました。

なぜ学習コミュニティで技術同人誌に参加するのか

なぜ、学習コミュニティで技術同人誌のマーケットに参加するのかについても簡単に説明をさせていただきます。

効率よくスキルを身につけるためにアウトプットが重要

ノンプロ研は、元々プログラミングやITスキルを学ぶコミュニティです。

ただし、ノンプログラマーのITスキルで言うと、書籍を読むとかウェブページを見るといったインプットにかたよりがちです。

なので、かなり意識をしてアウトプットの機会を設けないと、なかなか効率よくスキルを身につけることができません。

それで、アウトプットをしましょうということで、SNSやブログといった「書く」というアウトプットをとてもおすすめしています。

そして、ただおすすめするだけではなくて、どのように書くと学びも高まって、さらに書いたことの価値も上がっていくのかをお伝えする機会として、技術ライティング講座というものをコミュニティの中で開講しています。

みなさん、いざやろうと思っても、何を書いたらいいのか迷ってしまったり、少しアウトプットするだけに、ものすごく時間がかかってしまったりといったことがあります。

そういったものをうまく乗り越えるコツ、技術的な文章を書く技術、これをお伝えしています。

そして、その技術ライティング講座の1番最後の課題となっているのが技術同人誌の企画です。

さらに、その企画が無事に通過すると実際に技術同人誌を作れると、そういった仕組みになっています。

SNSやブログ等といった小さな日々の発信もものすごく大事ですが、そういったものを寄せ集めてより大きいサイズにまとめることで自分の集大成といった作品を作り上げます。

ノンプロ研で技術同人誌制作を支援

ただ、この技術同人誌を自分だけでやろうとすると、できなくはないですが、結構大変です。

大体50ページから、場合によっては100ページを超えるものもありますが、全部自分で書き上げるというのは当然の上、表紙のデザインも作る必要があります。

さらに印刷して製本をする必要がありますので、自分で印刷所に連絡をして発注をします。

大体その印刷費用は数万円以上かかることがほとんどです。

印刷した分が全部綺麗に売れてくれればいいですが、必ずしも全ての場合でそううまくいくとは限りませんので、金銭的なリスクもあります。

ただ、この本を作るという作業はとても素晴らしい体験なので、できればたくさんの人に体験していただきたいということでノンプロ研では、いくつかの支援をさせていただいています。

まず、ノンプロ研の技術ライティング講座の先輩、得意なメンバーが一緒にレビュアーとして本の制作に関わってくださいます。

また、表紙デザインの発注もこちらでお手伝いします。

さらに印刷費です。これもノンプロ研の方で一旦出すということにしていて、本が売れたら著者のみなさんとノンプロ研で折半していくことにしています。

このような仕組みになっていますので、自分1人でやるよりも、初めてでもクオリティが高い書籍を作ることができますし、リスクも少なくスタートができるといった大きなメリットがあります。

ノンプロ研から出版された技術同人誌15冊

そして、この技術同人誌プロジェクト、過去2年ほど取り組んでおり、これまで15冊の書籍が完成しています。

ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会 | 技術書典
「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」(「ノンプロ研」)は、ノンプログラマーがITスキルを学び合うコミュニティです

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Pythonというプログラミング言語は、データ処理やスクレイピングとか本当に様々なことができます。

自分で作ったツールを、かっこいいボタンやテキストボックスといったパーツを組み合わせてデスクトップアプリに仕立て上げることができるんです。

それを簡単にすることができるPySimpleGUIというライブラリーがありまして、これの使い方を優しく解説する書籍になっています。

これ使って、たとえばちょっとしたゲームとか作るのも楽しいと思います。

レベル的には、ノンプロ研の初心者向けPython講座、受講したその後ぐらいに着手するとすごくいいのではないかというレベル感の書籍です。

まだ技術書店のオンラインマーケットの方では購入いただくことができますので、ぜひ興味ある方は覗いてみていただければと思います。

技術同人誌イベントレポート

さて、5月に参加しました2つのイベント、のレポートを簡単にしていきます。

ノンプロ研初参加「技書博10」レポート

まず、技書博の方です。

5月12日日曜日11時から16時まで開催されました。

東京都大田区の産業プラザPiO大展示ホール、最寄り駅は京急蒲田です。

実はこの技書博ノンプロ研としては初参加だったので、試行錯誤しながらの参加でしたが、実際に参加してみると、運営のみなさんとの一体感がある、すごくアットホームなイベントだと感じました。

規模感としては技術書典の方が大きいですが、たとえばランチを提供してもらったり、懇親会も会場で行ったりします。

みなさんと一緒に樽酒を飲んだり、ステージでイベントなどもあったり、一緒に楽しむことができる、そういったイベントだったと思います。

また、この技書博の方では商業本も出すことができましたので、僕のいくつかの商業本も陳列させていただきました。

展示数が多く、机が足りないとお願いしたら、なんともう1ブース用意してくださいました。

ノンプロ研としては大々的に書籍を並べることができ、柔軟に対応してくださって、本当にありがたいと思いました。

次回は来年1月25日、横浜での開催になるとのことですが、ノンプロ研としてもぜひ参加したいなと思います。

「技術書典16」レポート

続きまして、技術書典の方です。

今回で、16回目ということなので、日本最大級のマーケットで、規模感も大きいですし、知名度もあります。

今回の来場者数は約2600人ということで、たくさんの方が訪れました。

参加サークルも多いので、大盛況という感じを味わえます。

ノンプロ研の皆さんもたくさん応援に来てくださいました。

こちらは、5月26日の日曜日、11時から17時まで開催で、池袋サンシャインシティ展示ホールで開催されました。

いつも同じ場所なので、ノンプロ研としても慣れてきましたが、やはり楽しいと感じます。

感想や今後書きたい本で盛り上がる打ち上げ

そして、これら技術同人誌マーケットの1番の個人的な楽しみは終わった後の打ち上げです。

打ち上げ参加メンバーは、一緒に売り子をしてくださったみなさん、それから設営準備をお手伝いいただいたみなさん、書籍制作をお手伝いいただいたみなさん、あとは応援してくださった方々です。

そんなみなさんで集まって、お酒を飲んで、今回はこうだったとか、次はこんな本を書きたいとか、そういった話をして、みなさん盛り上がります。

20代から60代まで、本当に幅広く、場合によっては、僕も福岡からですが、名古屋とか広島とか、遠くからも応援に駆けつけてくださいます。

本当にありがたい話だと思います。

この技術同人誌マーケットは、大人の文化祭みたいな感じで、本当に素敵な趣味だなと思います。

技術も嫌いじゃないし、こういったイベントが好きという人には本当におすすめです。

ぜひ興味ある方はノンプロ研と技術ライティング講座覗いてみていただければと思います。

そして書籍作りも、大きな学びとともにかけがえのない体験になるのではないかと思いますので、ぜひチャレンジしてみていただければと思います。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「みんなで本を作って楽しもう!技書博10&技術書典16の紹介とその振り返り」をお届けしました。

恐らく、こういう体験ができるノンプログラマー向けの場は、なかなか無いと思います。

本当にみんなでワイワイものづくりをする、お祭りイベントを楽しめますので、ぜひ興味のある方は一緒に参加していただければと思います。

そして、技術書典ですが、オフラインのマーケットは先日終了しましたが、オンラインのマーケットはまだ開催中です。

6月9日日曜日まで開催しています。

紙の書籍を購入できるのはこの期間限定となりますので、みなさんぜひその期間中にチェックして、お忘れなくご購入いただければと思います。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

チャンネルのフォロー、コメント、SNSでのシェアなどなど、楽しみにお待ちしております。

では、また。

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