前原商店街シャッター通り復活の秘策とは


前原商店街シャッター通り復活の秘策とは

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、前原商店街シャッター通り復活の秘策とはです。

#278 前原商店街シャッター通り復活の秘策とは | タカハシノリアキ「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「タカハシノリアキ」の「#278 前原商店街シャッター通り復活の秘策とは(2023年3月12日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

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糸島市前原商店街

場所・特徴

今日は糸島の前原商店街を紹介します。

筑前前原駅から徒歩数分、国道202号線があるんですが、福岡方面から国号202号線を着て、前原郵便局を入ったところで分岐して、丸太池公園のあたりでまた合流します。

そこがレンガ舗装されている商店街になっています。

江戸時代に整備された唐津街道の宿場の1つで、建物は間口が狭く、奥行きが深い「うなぎの寝床」とよばれる宿場特有につくりになっているところや、趣のあるおもちゃ屋さんは昔、宿屋さんだったりするそうです。

自宅からだと徒歩20分くらいです。

すてきなお店が多いので、よくランチどきに散歩がてら行きます。

あと、3/20から、前原商店街にある「糸島の顔が見える本屋さん」で棚を持たせてもらうことになっていて、もっと関わりが強くなっていくのかなと期待しています。

ただこの商店街10年ほど前は、100店舗近くが空き店舗になっていて増加傾向だったんです。

つまり過疎化や高齢化などを原因に商店街がシャッター通り化していく、全国的に起こっていた現象ですが、前原商店街もそうなっていました。

商店街活性化プロジェクト

そこで立ち上がったのが、商店街活性化プロジェクトです。

ただ前述のとおり、歴史もあるし、店舗とはいえ住居を兼ねた2階建てのことが多いので、貸したり売ったりがしづらかったそうです。

そこで活躍したのが、外からきた移住者です。

移住者は外とのネットワークを持っているので、外から人やお金を呼び込むことができます。

ショートショートフィルムフェステバルを誘致

ショートショートフィルムフェステバルを誘致して、商店街で実施するというプロジェクトが立ち上がったときにそれを成功させた「いとシネマ」という団体があって、商店街の老舗店の跡取りと移住者がコラボしている団体だったんです

6つの空き店舗を借りて、ミニシアター化しました。

アカデミー賞、アニメほかいろいろなジャンルの映画を公開したり、公開時間以外もアートを展示したり工夫されていました。

それをきっかけに商店街との信頼関係が構築できて、空き店舗を貸してもらえるようになっていったそうです。

徐々に空き店舗が減っていき、数年でレストラン、工房、書店、文具店など20もの新規店が誕生したそうです。

僕のお世話になる「糸島の顔が見える本屋さん」もそのうちの1つです。

シャッター通りの復活の秘訣

このシャッター通りの復活の秘訣ですが、岡祐輔さんの著書「糸島ブランド戦略」では「ソフトからハードへ」というキーワードで説明されています。

まず、建築物や設備などを変えるとやり直しがきかない、ハード事業です。

商店街の活性化をしようとすると、補助金入れてハード事業をやりがちなんですが、心理的なハードルが高いですし、リスクも高いです。

そうではなくて、今回のフィルムフェステバルのようなハードはいじくらないイベントなどの事業から入るのがいいと述べています。

それで小さな成功を重ねることで、リスクは小さく実績を重ねられる、そのようにして信頼も蓄積できます。

ソフト的イベント:マエバルウォーク

ソフト的なイベントでいうと、マエバルウォークという複数店舗をはしごして楽しむ企画も頻繁に企画されています。

あと先日は空き店舗にふだんはマルシェでしか会えないチャレンジショップを入れたり、商店街の各店舗でスタンプラリーができたりする「前原そーつく商店街」というイベントも1ヶ月間開催されていました。

ハード事業を担当する:いとしまちカンパニー

その後、当然ですが空き店舗を借りてリノベーションなどをするハード事業も時には必要になってきます。

そこでもうひとつ仕掛けをしているのが、いとしまちカンパニーという会社です。

出店希望者のかわりに、オーナーからの借り上げ・リノベーションをして、それを出店希望者に貸すというビジネスをしています。

いとしまちカンパニー自体が商店街との信頼を得られていて、オーナーも安心して貸し出せるし、出店者は事業立ち上げのリスクも減らせるわけです。

商店街活性化の視点で貴重な事例

糸島という地の利はありつつも、ソフトからハードへ。出店時にオーナーさんも出店希望者も安心して商売に取り組める仕組み。商店街活性化の視点で貴重な事例だと思います。

こうして昔ながらの良き老舗店舗と、新しい風が融合して、魅力的な商店街にどんどんなっていくと思いますので、その移り変わりも是非楽しんでいきたいと思っています。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「前原商店街シャッター通り復活の秘策とは」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

チャンネルのフォロー、コメント、SNSでのシェアなどなど、楽しみにお待ちしております。

では、また。

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