みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。
昨日、1月1日ですが、2019年のやりたいことについて書きました。
ただ、あまり技術的なことに触れていなかったので、本日1月2日の記事として別途書いておこうと思います。
2019年プログラミング言語別に考えていること、やりたいことについてお伝えします。
では、行ってみましょう!
VBA
ExcelにPythonが搭載されるか問題
VBAについては、Microsoftさんが今後「ExcelにPythonを載せるかどうか問題」が、どう帰結するのかにとても関心があります。
以下の記事で少し追加情報がありました。
今のところ、公式な回答はなく、非公式にはたくさんの反響があったことを受け止めている点、それまでの間はPyXLLかxlwingsを使おうというものです。
PyXLLかxlwingsは、どちらかというとPython側のパッケージで、Alt + F11 でエディターを開こう!で始められるVBAに比べちゃうとどうしても開始するための手順が必要。ノンプログラマーで経験の浅い人がトライするにはハードルが高い印象です。
なので、しばらく様子見ですね。
個人的なスキルアップとアクション
現在、「パーフェクトVBA(仮)」を執筆中で、色々と調べながら進めていますが、まあまだ知らないこと、うまく説明できていなかったことがたくさんあります。
ただ、言語としてのVBAの体系的な理解と脳内への落とし込みは、一定の完成は見る(見なくてはいけない)と思っています。
あとは性質上、他言語に比べてライブラリの活用などが薄い(実際私もそうですが…)印象がありますので、以下Ariawaseなどを研究しつつ、ライブラリの活用については考えて、発信や貢献ができればと考えます。
VBAに対するミッション
VBAは言語的にはクセはありますが、やはりそのシェアやすぐに使える感、情報の多さなどでいうと、ノンプログラマーの主力言語としては、間違いなくしばらくお付き合いすることになります。
私のミッションとしては、できる人を増やすこととともに、VBAを学ぶことの価値を高めていきたいわけです。
これは二つの視点があります。
- 現場視点:価値の高いVBAプログラムができる人・組織を増やす
- 経営者視点:VBAのスキルを正しく評価する
現場的には、「動けばいい」のマクロ作りから、長期的・継続的な運用に耐えうる作り方、リーダブルコード、チームでの運用といった視点でプログラミングができる方を増やすということで、学習に対する実質的な価値を高める必要があります。
VBAユーザーは孤独ですからね…どうしても視点が短期になりがちで、結果的に長期的にかなり効率を損しやすいです。
対企業では研修、対個人に対してはコミュニティと、書籍でなんとかフォローをしていきたいです。
あと経営者目線ですが、「VBAができる人を正しく評価できない問題」があります。
本当は、そのようなスキルがある人は、生産性を高められるので評価されるべきで、そのような人材を確保できれば、会社としても有利なはずなので、市場価値は上がるべきなんです。
ですが、まあ色々な理由があって、多くの場合正しく評価されていません。むしろ、冷遇されていることも。
それをなんとかするための仕掛けは、もうしばらく時間がかかりそうなので、じっくり取り組んでいきます。
Google Apps Script
ECMAScriptへの対応
昨年のGoogle Cloud Next ’18での発表で以下のような発表がなされました。
Modern Javascript – A common request is updating the JavaScript syntax to be able to use more modern features and libraries. At Next ‘18 it was announced that this would be supported by moving to ECMAScript 2017 scripting-language specification.
現在のGoogle Apps Scriptで使用しているJavaScriptは1.6~1.8とだいぶ前の世代のものなのですが、それをモダンなJavaScript、具体的にはECMAScript2017へと移行するということが発表されました。
これで、いわゆるフロントエンドで使われているJavaScriptとの差分がかなり埋まり、便利な構文も追加で使えるようになりますので、ノンプログラマーにもメリットが大きい話だと思います。
2019年中のどこかでは対応をするのではないかな~と勝手に期待していますが、どうでしょうか。
個人的なスキルアップとアクション&ミッション
GASを使うことを考えた場合、データベース問題がどうしても上がります。
小さいシステムであればスプレッドシートで良いのですが、200万セルの壁はすぐにやってきます。
Fusion Tableが廃止予定となったことで、より明確にGCPへの道へ誘導しようという意図を感じます。
App MakerもデータベースはCloud SQLを使うことになりました。
そろそろGCPへの門戸を開いて、道筋を模索しなければいけませんね…
また、もうひとつの課題はUI面。これは現在Vue.js+HTML活用で突破できないかトライをしています。
いずれにしても、GASに触れているノンプログラマーはシームレスに高度な技術へのステップアップを図れそうです。
なので、その当たりをぬかりなく見極めていきたいです。
Python
非エンジニア現場への土壌が整ってきた
少し前までは、Macが中心で、機械学習とか、Web開発とか、IoTとか、本職プログラマー向けの情報が多かった印象でしたが、以下の書籍がメガヒットしたことが表すように、状況が少しずつ変わってきているようです。
おそらく、この書籍の多くは本職の方が買っているのだと思うのですが、事例としてはノンプログラマーでもよだれが出るような内容ばかり…
このあたりの事例をハードルを下げながら紹介していけば、ノンプログラマーが実務で活用するための土壌は育っていく感じはします。
実際、昨年末から初となるPythonの企業研修がスタートしました。
企業の理解は少ないですが、一方で初心者プログラマーもターゲットとして見ることができますしね。
個人的なスキルアップとアクション&ミッション
他の言語に比べると経験とスキルが少ないので学習ですね。
事例を考え、やってみて、ブログにアウトプットし…をひたすら繰り返していく必要があります。
Pythonの場合、「VBAでいいじゃん」という結論になることが多そう+会社での理解を得るのが大変そう、という印象があるので、なるべく明確にメリットがあり、簡単に説明できるような事例を提供していきたいです。
まとめ
以上、2019年にプログラミング言語別に考えていること、やりたいことについてお伝えしました。
まだ、3つの言語しか追いかけていませんが、まだまだ知らないこと、やりたいことはいっぱいありますね…
教えることは二度学ぶこと。
ブログや書籍または研修やコミュニティを通して、皆さんに活用いただけるように日々準備をしていければと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします!