新IDEで「GoogleAppsScript完全入門第2版【3章 基本構文】【4章 制御構文】」を読むときの変更点

新IDE×GAS本[第2版] 3章 基本構文、4章 制御構文

みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

GASの新IDEで「詳解! Google Apps Script完全入門 [第2版]」を読み進める際のいくつかの変更点が出てきましたので連載形式でまとめています。

前回の記事はこちら。

新IDEで「GoogleAppsScript完全入門第2版【2-5 権限と許可】【2-6 ヘルプの活用】」を読むときの変更点
GASの新IDEが提供開始となりました。新IDEで「詳解! Google Apps Script完全入門 [第2版]」を読み進める際に注意すべき点が出てきます。今回は「2-5 権限と許可」「2-6 ヘルプの活用」についての変更点をまとめています。

2章の「2-5 権限と許可」「2-6 ヘルプの活用」についてお伝えしました。

続いて、「3章 基本構文」「4章 制御構文」について見ていきます。

では、行ってみましょう!

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3章以降の変更点について

まず、前提として、新IDEになったからといってJavaScriptやGASの構文が変わるわけではありません。

したがって、3章以降の構文の解説パートについては問題なくご活用いただけます。

ただし、IDEが変わることによって、UIでの操作が必要なるパートはその操作方法が変わりますし、結果を画面上で確認すべきパートについてはその見栄えが変わります。

以降では、そのような点を中心にピックアップして補足をしていきます。

3-1 JavaScriptの基本

P70: JavaScriptに使用する文字

P70では、大文字と小文字が厳密に区別されるということをお伝えしています。

新IDEでは、サンプル3-1-4を実行した際の結果、図3-1-4にあたる画面は以下のようになります。

新IDEのエラーメッセージ

つまり、エラーメッセージの表示位置も実行ログ内になります。

なお、メッセージ内の発生位置「03_01.gs:14」をクリックすると、該当行にジャンプするので、すぐに修正にとりかかることができるようになりました。

修正プログラムまたはクイックフィックス

新IDEでは、そもそもこのようなミスについて、コードを入力している時点で赤の波線が表示され、事前に発見できるようになりました。

該当のパートにカーソルを持っていくと、電球のようなアイコンがふわっと表示されます。

それをクリックすると、「修正プログラム」のメニューを表示でき、その表示されたいくつかの解決方法を選択することで、自動で問題をフィックスしてくれます。

この例の場合は「Change spelling to ‘log’」で即解決可能です。

新IDEの修正プログラムまたはクイックフィックス

しかし、この機能、コマンドパレット上は「クイックフィックス」という名称になっています。

どちらの名称が正しいのでしょうか…?

なお、このメニューは該当のパートにカーソルがあるときに Ctrl + . でも表示させることができます。

P71: コメント

続いて、コメントのショートカットキーについて補足をしておきます。

引き続き Ctrl + / によってコメント化をすることができるようになりましたが、新IDEではインデントの位置に「//」が挿入されるようになりました。

新IDEでのコメント

旧IDEでは、以下のように常に行の先頭だったので、コメント範囲のインデントが把握しづらかったのです。

旧IDEでのコメント

なお、新IDEで複数行をまとめてコメント化したとき、一番浅いインデント位置に「//」が挿入されます。

加えて、新IDEではブロックコメントの切り替えのショートカットキー Shift + Alt + A も使えるようになりました。

3-2 変数・定数

P75 定数とその宣言

本書のP75 図3-2-3では、サンプル3-2-5の実行結果として、定数への再代入はエラーとなるということを解説しています。

このエラーメッセージも、以下のように実行ログへの出力となります。

新IDEでの定数への再代入のエラーメッセージ

ここでも「修正プログラム」を使用することができ、「Convert ‘const’ to ‘let’」を選択すれば解決できますね。

3-3 データ型

P80: 文字列リテラルとエスケープシーケンス

旧IDEでは、テンプレート文字列などのV8ランタイム以降の構文について、うまくシンタックスハイライトがきかないという悩みがありました。

例えば、P81 サンプル3-3-4を旧IDEで入力すると以下のような表示で、ハイライトがついたりつかなかったりしてしまっていることがわかります。

旧IDEのテンプレート文字列

新IDEでは、その新構文のハイライトの問題が解決されていて、以下のように表示されます。

新IDEのテンプレート文字列

4-4 while文による繰り返し

P121: 無限ループ

P121のサンプル4-4-2は、いわゆる無限ループを実行するというものですが、実行すると新IDEでは以下のようになります。

新IDEでの無限ループと実行停止

実行ログに延々とログが出てきます。

止める場合は、メニューバーの「□停止」が表示されていますので、それをクリックします。

4-9 try…catch文と例外処理

P135: 例外と例外処理

P135のサンプル4-9-1も例外を発生させるコードですが、新IDEではこれも実行ログ内の表示となります。

新IDEのエラーメッセージ

ちなみに、旧IDEではこの例のメッセージは日本語でしたが、英語表記に変わってますね。

P137: throw文

P137のサンプル4-9-3では、throw文で例外を発生するというものですが、新IDEではこれも実行ログに表示されるようになります。

新IDEによる例外のスロー

まとめ

以上、新IDEで「GoogleAppsScript完全入門第2版【3章 基本構文】【4章 制御構文】」を読むときの変更点についてお伝えしました。

次回は、「5章 関数」「6章 クラスとオブジェクト」について進めていきます。

新IDEで「GoogleAppsScript完全入門第2版【5章 関数】【6章 クラスとオブジェクト】」を読むときの変更点
GASの新IDEが提供開始となりました。新IDEで「詳解! Google Apps Script完全入門 [第2版]」を読み進める際に注意すべき点が出てきます。今回は「5章 関数」「6章 クラスとオブジェクト」についての変更点をまとめています。

どうぞお楽しみに!

連載目次:新IDEでGAS本第2版を読み進めるときの注意点

Google Apps Scriptの新しい開発環境(通称「新IDE」)が、2020/12/7から順次提供開始となりました。 本書は、アップデート前の通称「旧IDE」を前提として書いておりますので、新IDEを使っている場合は、いくつか変更された点があります。以下連載形式でまとめていきます。ぜひご確認くだいませ!
  1. 新IDEで「GoogleAppsScript完全入門第2版【2-1 はじめてのGAS】」を読むときの変更点
  2. 新IDEで「GoogleAppsScript完全入門第2版【2-2 プロジェクトとスクリプト】」を読むときの変更点
  3. 新IDEで「GoogleAppsScript完全入門第2版【2-3 スクリプトエディタの編集機能(前半)】」を読むときの変更点
  4. 新IDEで「GoogleAppsScript完全入門第2版【2-3 スクリプトエディタの編集機能(後半)】」を読むときの変更点
  5. 新IDEで「GoogleAppsScript完全入門第2版【2-4 ログとデバッグ】」を読むときの変更点
  6. 新IDEで「GoogleAppsScript完全入門第2版【2-5 権限と許可】【2-6 ヘルプの活用】」を読むときの変更点
  7. 新IDEで「GoogleAppsScript完全入門第2版【3章 基本構文】【4章 制御構文】」を読むときの変更点
  8. 新IDEで「GoogleAppsScript完全入門第2版【5章 関数】【6章 クラスとオブジェクト】」を読むときの変更点
  9. 新IDEで「GoogleAppsScript完全入門第2版【7章 JavaScriptの組み込みオブジェクト】」を読むときの変更点
  10. 新IDEで「GoogleAppsScript完全入門第2版【8章 スプレッドシート】」を読むときの変更点
  11. 新IDEで「GoogleAppsScript完全入門第2版【16章 Baseサービス】」を読むときの変更点
  12. 新IDEで「GoogleAppsScript完全入門第2版【20章 プロパティサービス】」を読むときの変更点
  13. 新IDEで「GoogleAppsScript完全入門第2版【21章 イベントとトリガー】」を読むときの変更点
  14. 新IDEで「GoogleAppsScript完全入門第2版【23章 ライブラリ】」を読むときの変更点
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