ひとり社長1年目の税務タスクまとめ後編~確定申告、決算~


みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

法人設立から1年。2年目に税務タスクをスムーズに進められるように、1年目の税務タスクについての記録を綴っております。

前回はこちらの記事で、年末調整について記録をしております。

ひとり社長1年目の税務タスクまとめ中編~年末調整に関する色々~
法人設立から1年目を終えまして、税務タスクについて記録を残しておこうと思っています。今回は、年末に待ち構える大きな大きなイベントである年末調整について、そのダンドリをまとめておこうと思います。

弊社は5月決算ですから、あと残す税務タスクは決算ということになります。

では、書きます!

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確定申告

決算の前に、3月には確定申告があります。

法人としては関係がありませんが、私個人としては確定申告をする必要がありました。

というのも、2015年の私の収入としては

  1. 前職(2015/01~2015/06)の給与
  2. 現職=株式会社プランノーツ(2016/07~2016/12)の役員報酬
  3. 個人事業(2015/01~2015/06)の収入

という3種類がありまして、1,2に関しては2015/12の時点で源泉徴収票がありましたので年末調整にて処理済みだったのですが、3に関してはその中で処理はできませんでしたので、その分は別途確定申告が必要ということになります。

いやー面倒…!

なんて思っていたらそうでもなくてですね、MFクラウドさまさまです。

個人事業時代の売上や経費などをちゃんと銀行口座、クレジットカード連携で記録をしておけば、確定申告時に追加で必要となる情報をちゃちゃっと入れていけば確定申告書類ができます。

フリーランス・副業の経理作業はMFクラウド確定申告を使うのが良いです
個人事業主にとって避けては通れない経理と確定申告…それを断然楽にするクラウド会計ソフト「MFクラウド確定申告」について、その素晴らしさとちょっとしたテクニックについて紹介したいと思います。

個人事業に関しては法人設立のタイミングで廃業としましたので、もう多分おそらくしばらくは確定申告をすることはないと思います。

決算

決算に関しては、だいたいの作業は税理士さんにお任せでしたが、段取りとしてはこのような流れです。

  1. 請求書や領収書の取引証憑の提出
  2. 全ての会計データの入力と確認
  3. 決算書、確定申告書の作成
  4. 電子公告
  5. 納税

決算から二カ月後の末までということですから、弊社の場合は7末までに納税まで完了する必要があります。

以下注意するポイントについて記録をしておきたいと思います。

取引証憑の提出

弊社の場合、請求書や領収書などの処理としては

  • 請求書はMFクラウド請求書
  • 現金を使った場合はMFクラウド経費精算で未払で登録→役員報酬とともに振込精算
  • それ以外の入出金は全て口座&クレジットカード連携

としています。従いまして、取引証憑は全てMFクラウドシリーズからpdfまたはpngでダウンロード可能!

小一時間で集めることができます。

一応、私のほうで集めてZipで税理士さんに渡しましたが…税理士さんも当然同じデータ取得できるので、今思うとその作業いらなかったかも…と思ったりしています。

まあいいや。

会計データの入力と確認

決算ですから5月までの売上はできる限り確定を入れることが求められます。

ですが、タイミングによっては決算作業の流れに確定が間に合わないものもいくつかあります。

弊社の場合は、当ブログのアフィリエイト収益の一について、5月分の確定が間に合わないタイミングでした。

そのアフィリエイト収益については確定が二カ月後の末でしたので

  • 4月分が6末に確定
  • 5月分が7末に確定

となり、4月分はなんとか間に合うのですが、5月分がどうやっても間に合わないという感じです。

5月分は仕方なしということでしたが、危うく順調すぎて4月分もうっかり計上漏れそうでした。

どの取引先の売上がどのタイミングで確定をするのか、確認をしておくのが良いと思います。

決算報告に関する打ち合わせ

数字が確定して決算書を作成されたタイミングで税理士さんと打ち合わせをしました。

このタイミングで、税務署からの確定申告書や都税事務所からの確定申告書を持参しましたが、電子公告をして下さったので書類自体は使わずに、管理番号だけを控えられたという感じです。

またこの時点で法人税の納付書、源泉所得税(給与所得分)も用意して下さいました。

給与所得に関する所得税の納付は以下記事でもお伝えしている通りですが

ひとり社長1年目の税務タスクまとめ前編~法人設立と源泉徴収~
株式会社プランノーツの初めての決算を終えました。色々とやるべき税務関連のタスクがありましたが、初めて出くわす手続きばかり。本記事は会社設立と源泉徴収について、1年目でやってきた税務タスクの備忘録です。

年2回の1月と7月の支払です。

したがって、決算の結果をうけた法人税とは別に、役員報酬と税理士さんの報酬(決算報酬含む)の所得税の納付もあり、そちらのほうは7/10までに納税しなければいけません…。

法人税、所得税、税理士さんの決算報酬ということで、けっこうな金額がトリプルで飛んでいくという…なかなかインパクトがあります。

売上の入金や、業務委託の出金については、日ごろから追いかけるようにしていますが、税金周りの出金は慣れていないと、想定外になってしまいがちです。

キャッシュはきちんと計算したいですし、もし計算が苦手なら多めに残しておく必要がありますね…。

納税

こうして受け取った納付書をもって銀行などの金融機関で納税をします。

法人税は7/31まででも良いのですが、何度も銀行に行くのは面倒ですから

  • 法人税
  • 源泉所得税(給与所得分)
  • 源泉所得税(報酬分)

をまとめてバシっと納税しました。たくさんのお金が出て行ってしまいましたが、まあスッキリはスッキリです。

まとめ

以上、1年目の税務タスクについての記録の後編として、確定申告と決算について書いて参りました。

弊社は事業としては比較的シンプルなほうだと思いますし、MFクラウドシリーズをフル活用していたので、税務タスクの面倒さでいうと多少は楽なほうだと思いますが…もっと大変な会社さんもたくさんあるんですよね。

経理担当者の苦労が少しわかりました。

さて、人を雇う、在庫がある商品を扱うなどの変化がなければ、あと1,2年は同じような税務タスクになろうことかと思います。

こちらを参考にイライラせずにこなせるようにしたいと思います。

また、似たような境遇のひとり社長がいらっしゃいましたら、ご参考頂ければ幸いです。

連載目次:ひとり社長1年目の税務タスクまとめ

ひとり社長として初めての決算を終えまして、1年間色々とやるべき税務タスクがありました。
来期以降、すっかり忘れてイライラしないように、一年分で税務関係はこういうダンドリがあるんだよ、というのをまとめておこうと思います。

  1. ひとり社長1年目の税務タスクまとめ前編~法人設立と源泉徴収~
  2. ひとり社長1年目の税務タスクまとめ中編~年末調整に関する色々~
  3. ひとり社長1年目の税務タスクまとめ後編~確定申告、決算~

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