みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。
「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」は、ノンプログラマーがプログラミングをはじめとするITスキルを学び合うコミュニティです。
先日、10月度の家族向けイベント「ファミプロ」が開催されましたので、そのレポートをお送りします。
ちなみに当日の様子は以下、Togetterのツイートまとめもご覧くださいませ。
諸事情により、私のひとり語り的なツイート群になっております。
ということで、ファミプロを通して大人が学ぶ機会をもっと作らなきゃと思った話です。
さ、では、行ってみましょう!
ファミプロをなぜ始めたのか?
そもそも「ノンプロ研」は、働く大人がプログラミングを学ぶコミュニティですが、今年の5月から、家族で参加できるイベントを開催していまして、それが「ファミプロ」です。
小学生でのプログラミング教育が必修化となったこともあり、世の中では子どもたちにプログラミングを学ばせる場、教材などがブームになりつつあります。
それ以外にも、進学塾はもちろん、プログラミング、英語など、日本の大人はとても教育熱心です。
それ自体はいいことだと思うのです。
が、大人側にすごく課題があると感じてます。
先日の発表されたパーソル総合研究所による「APACの就業実態・成長意識調査」で、衝撃的なレポートがありました。
勤務先以外での学習や自己啓発について、日本は「特に何も行っていない」が46.3%で、14の国・地域で最も高い。2位のニュージーランドと比べて24.2ポイントも差があり、断トツで自己研鑽していない。
肌感では、そんな気がするとは思っていましたが、定量的に出されるとショックですね…。
せっかく子どもたちにプログラミングを学習してもらうなら、大人たちが意欲を持って学習している環境で一緒にやるのがいいのでは?
というのが、ファミプロの発端となっています。
ファミプロもくもく会
今回の内容は「ファミプロもくもく会」。
前半は各々が持ち寄った課題を発表後、もくもくとそれに取り組みます。
未就学児はプログラミングおもちゃ、小学生はScratchがメインでした。
大人もGoogleドキュメントやスライドで資料作成をしたり、Pythonをやったり。
おやつタイム(今回はわらび餅と大判焼き)を挟んで、ショートプレゼンと全員発表です。
ショートプレゼンは きのぴぃ からの主に小学生向けで、「好き」と「得意」が増えると大人になると楽しいよ、というお話。
好き・得意の掛け算…子どもたちも一生懸命聴いてましたが、大人にも役立つ内容でした。
タカハシが未就学児を担当する作戦
さて、前回までのファミプロで、なんとなく以下のような課題があったように感じていました。
- 奥さまやパートナーなど女性陣(特に未就学児を子供に持つ)が子守担当になりがち
- タカハシ、いつもの大人のもくもく会と同じようなことをやりがち
特に、育児中の奥さんたちは、スキルアップしようと思っても、なかなか自由な時間がないと思います。
なので、今回は私タカハシが未就学児を見るので、他の皆さんはそれぞれのやりたいことに打ち込んでもらおうという作戦です。
これで、全体としてイベントの価値が、よりいっそう高まるのではないかと。
ただ、今回は未就学児は3歳と4歳のお二人で、しかもけっこう常連(w)なので、そんなに手がかからないというのもありました。
あと、1人くらいはいける…!
ファミプロに参加しているお父さんたちは猛者ばかりなので、子供はタカハシに預け、その間にいろいろとITスキルを上げるのに良い機会になるかと思います。
初参加、お待ちしていますよ~。
小学生たちはScratchが主戦場に
小学生は3年生と、5年生がScratchにチャレンジしていました。
ふたりともはじめたばかりですが、それなりにゲームとしてかたちになってきていて、ばっちり成長しているなと感じました。
発表もきちんとしていますし、 きのぴぃ のプレゼンにも質問やギャグなど混ぜながら、きっちりついて来ていました。いい体験です。
しかし、Scratchはもう、プログラミング教育ではデファクトスタンダードのポジションを取りつつありますね。
先日、NHKの「Why!?プログラミング」のフェスが開催されていた放送を観たのですが
- 機械学習による動画認識で手話を通訳する
- ざるにセンサーをつけてどじょう救いゲームを作る
- スクランブル交差点の交通シミュレーション
とか、本当に小学生?というようなアイデアが登場していて衝撃を受けました。
Scratchができるのはもう当たり前で、みんな「課題」をちゃんと見つけてきて、それ対してScratchでどう解決するかというストーリーがきちんとありました。
その先、自分なりのカラーをいかに出していくか、もう小学生たちはそういう戦いをしてます。
大人のみなさん、ちゃんと「課題」に向き合ってます?その解決に必要なスキルを身に着けようとしています?自分なりのカラー、ありますか?
ということで、子どもたちはもちろん、大人たちがちゃんと学べる、そういう場にしていきたいという思いをより強く固めた次第です。
次回は「小学生ロボコン」ノンプロ研バージョン
次回のファミプロは11/17(日)ですが、スペシャルイベント『「ユカイな生き物ロボット」で遊ぶ小学生ロボコン ノンプロ研Ver.』です。
前回、ユカイ工学さんにお邪魔した夏休みスペシャルで遊んだ「ユカイな生きものロボットキット」による、小学生ロボコンにチャレンジするという企画です。
小学生ロボコンはこちら。
前回のファミプロ夏休みイベントのレポートはこちらです。
みなさまの参加をぜひお待ちしております~
まとめ
以上、先日のファミプロレポート、ファミプロを通して大人が学ぶ機会をもっと作らなきゃと思った話でした。
いずれにしても、参加している子どもたちはキラキラしてて楽しそうなので、その才能がのびのびできるようにサポートしていきます。
そして、子供連れの大人は来るだけでもヘトヘトになるので、それ以上に価値の高い場にしないとなと気を引き締めて、見守りおじさん頑張ります。
これからのファミプロもどうぞお楽しみにしてくださいませ!
「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」について
コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」では、毎月の定例会や勉強会、Slackでのやり取りを通して、皆さんのプログラミング学習の質やモチベーションを高めるための活動をしています。 過去の活動については、以下のページをご覧ください。- コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2017-2018)
- コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2019)
- コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2020)
- コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2021)
- コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2022)