みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。
今年はオンラインで開催されております、Google Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next ’20: OnAir」のレポートをシリーズでお伝えしております。
前回の記事はこちら。
今回は、チームがどこからでも安全に共同作業を行うための最も簡単な方法としてG Suite Essentialsについて紹介をします。
Google CloudのGo-to-Market, Product Management、Ben Boydさんによるセッション「Introducing G Suite Essentials: The Simplest Way for Teams to Securely Work Together from Anywhere」からのレポートです。
では、行ってみましょう!
新しい働き方にいかに適応するか
パンデミック以降
- リモートワークをを定期的に行う従業員数が36%増加
- 週に数日自宅で仕事をする米国の労働者は25-30%に
と、リモートワークは「ニューノーマル」としてすっかり浸透しました。
しかし、ほとんどのチームはその準備ができていません。
というのも、彼らが使っているツールには以下の課題があるからです。
- 多くのツールは分散したチーム向けに設計されていない
- セキュリティの脆弱性
- 統合されていない切断されたツール群
G SuiteEssentialsとは
G Suite Essentialsは、その課題を解決し、チームがどこからでも共同作業できるようにするものです。
多くの組織では、急激に必要になったリモートワークのために、完全にG Suiteを導入し、メールをはじめ負荷のかかる移行をすぐに行う準備はなかなかできないものです。
それが、G Suite Essentialsが登場した理由です。
G Suite Essentialsはドライブ、Meet、スプレッドシート、ドキュメント、スライドを含むツール群を提供するものです。
Googleドライブは2億以上のユーザーがに親しむ最も人気のあるストレージサービスのひとつで、Google Meetは毎日30億分の通話が行われています。
モダンで、セキュアで、シームレスに統合されたソリューションで、リアルタイムコラボレーションを実現可能です。
そして、ZoomとBoxから切り替えた場合、毎月60%以上のコスト節約が可能です。
Google Meet – 安全なビデオ会議
Google Meetは安全なビデオ会議を実現するツールです。
今や、リモートワークでは必須ともいえるビデオ会議ツールですが、以下のような特徴を備えており安全で快適に使用することができます。
- ブラウザ、またはMeetiOSまたはAndroidアプリから使用
- タブ、ウィンドウを参加者と共有
- 150名までの会議を開催
- 会議を記録してドライブに保存し、後で共有または視聴
- Googleの安全なインフラストラクチャに基づいて構築
- Meetのすべてのデータは、すべてのブラウザ、およびモバイルアプリとハードウェアでデフォルトで転送中に暗号化
モダンなコラボレーション
G Suite Essentialsはモダンなコラボレーションを行うことができる、ツール群を含んでいます。
つまり、以下のような共同作業が可能です。
- リアルタイムの共同作業によりコンテンツ作成をする前提で構築されており、リモートチームワークが容易
- バージョン管理の問題とファイルをやり取りする必要性を排除
また、Googleドライブは、Meetによる録画も含めてチームのすべてのコンテンツを保存します。
チームで使用できる共有ドライブや、デスクトップからファイルにアクセスできるドライブファイルストリームを使用することが可能です。
速くて簡単に導入可能
G Suite Essentialsはスピーディに導入が可能です。
組織にとってメール移行はとても負荷のかかる作業になりますが、G Suite Essentialsはその作業をせずに導入できます。
まず、ユーザーの多くはMeet、ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、スライドといったツールに慣れ親しんでいるため、学習が容易です。
また、24時間年中無休のサポートにアクセスでき、30か国以上で利用可能なフリーダイヤルが用意されています。
Officeファイルをシームレスに操作することができ、共同作業やバージョン管理もGoogleツールと同様に機能するなど、Microsoftをはじめとしたツールとスムーズに共存することが可能です。
まとめ
以上、チームがどこからでも安全に共同作業を行うための最も簡単な方法としてG Suite Essentialsについて紹介をしました。
以下からサービスページにリンクします。
ユーザーあたり$8の利用料となりますが、30日間の無料試用期間があります。
メール移行が大変…という組織は検討をするとよいでしょう。
さて、次回はいよいよGoogle Apps Scriptの新IDEについて紹介します!
どうぞお楽しみに!
連載目次:ノンプログラマーのための「Google Cloud Next '20: OnAiro」まとめ
2020/07~09にかけて開催されたGoogle Cloudのデジタルイベント「Google Cloud Next 2020: OnAir」。その中から、ノンプログラマー向けにおすすめ情報をレポートしていきます。- Google Cloud Next ’20: OnAirとそのノンプログラマー的な楽しみ方
- 未来のワークスペースのためのG Suiteのビジョン
- Google Meetの未来とビジョンそしてロードマップについて
- G Suite Developer Platformの主要なコンポーネントと今後のロードマップ
- AppSheetを使ったノーコードアプリで生産性を高める方法
- G Suite全体に組み込まれている数々のAI機能についてたっぷり紹介します
- G SuiteをMicrosoft Officeや他のアプリケーションと一緒にうまく使う方法
- どこからでもチームワークが可能となるG Suiteのコラボレーションとそのビジョン
- G SuiteのGmail、Chat、Meetなどによるコミュニケーションとその未来
- G Suite Essentials~チームがどこからでも安全に共同作業を行うための最も簡単な方法
- Google Apps Scriptのエディタが刷新…新IDEが登場します!
- Google CloudのBusiness Application Platformとは、その全貌について
- AppSheetに組み込まれているAI/ML機能と今後のアップデートについて
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