みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。
「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」は、ノンプログラマーがプログラミングをはじめとするITスキルを学び合うコミュニティです。
さて、行ってきましたよ!高松!
地方イベントは、大阪、仙台についで3箇所目となります。
ノンプロ研 in 高松「AI時代に元気よく生き残るためのプログラミングとその身につけ方」というタイトルでイベントを開催しました。
今回は、そのレポートをお送りしますね!
ちなみに当日の様子は以下、Togetterのツイートまとめもご覧くださいませ。
では、行ってみましょう!
なぜ高松でノンプロ研のイベントを開催したのか
高松でのイベントが開催されたのは、何と言っても、2018年3月からノンプロ研に参加されている、高松ご在住のみやさんの存在が大きいです。
みやさんが今回のイベントで登壇された「都会からUターンしてアナログになった浦島花子さんがコミュニティの力で若返った話」でちょうどお話をされていたので、レポートとして紹介させていただければと思います。
毎日3時間の業務を5分に短縮
2018年3月、みやさんが解決したかった業務があり、こんなものでした。
- 毎日170の支店から日報がFAXで送られてくる
- これを店舗ごとに並び替える
- その後、エクセルシートに打ち込む
こんな業務がありました。この業務に、毎日3時間かかっていたとのこと
…うわぁ…という感じですよね。
これを解決できないか…最初は、弊社の問い合わせフォームに開発依頼としてお問い合わせをいただきました。
少しメールでやり取りをするとExcelファイルをメールで集めてそれを集計するという方向でできそうとのこと、そして出張のタイミングでコミュニティのもくもく会に参加できそうなのでそれに興味があるとのことでした。
開発案件としてお受けすることも可能ですが、ご自身でVBAスキルを磨いて、ツールを作って運用できれば、それが一番!
とはいえ、距離感がありますので、「1ヶ月だけご入会いただくという方法もありますよ」と提案させていただきました。
そして、ノンプロ研に入会、その後東京に出張されてもくもく会にご参加いただきました。
みやさん、そのような機会も活用して頑張られた結果、VBAで以下のようなツールを開発されました。
- メールで送られてくるExcelを取り込む
- 集計する
- まだ来てない支店に催促メールを送る
なんと毎日3時間かかっていた業務が、5分に短縮できたそう。
そのあたりの経緯は以下のブログにもまとめられています。
この事案のすごいことは、コミュニティにリモート中心の参加+出張でのもくもく会参加でクリアされたことなんですよね。
ノンプロ研 in 高松、イベント始動
さて、そんなみやさんですが、そのツールを開発した後も、結局ずっとノンプロ研に入会されたまま。
距離があるのでSlackやTwitterでのやり取りが基本になりますが、可能な範囲で土日に開催されたファミプロや、分科会「情シスNight」などもご参加いただきました。
そして、2019年の6月にSlackでこんなお声がけされます。
いつも東京に行ってばかりなので、四国に来たい人いませんか~?
もしかすると仙台のイベント開催の様子をご覧いただいていたかも知れませんが、どうだったかな?
そんなん、行くでしょ!
ということで、Slackに四国イベント専用チャンネルを作って準備を開始。
とはいえ、現地にいるみやさんには、会場の確保の準備から、イベントの告知宣伝、参加者の送迎、懇親会のケータリングまで、何から何までご準備いただきました。
今回会場となった宮脇書店総本店さまの展示もいただきました。
私の書籍とともに、チラシも置いていただいて…感謝!
宮脇書店さまのサイトでイベントページも作成いただきました。
ノンプロ研メンバーも岡山、兵庫、東京から会場参加、Zoomリモートでもたくさんの応援が集まりました。
結果、connpassページと店頭申込で計17名の方が参加されました。
この人数は、ノンプロ研の地方イベントでは過去最高の参加者数です。素晴らしい!
今回の高松イベント。参加者17名で実は地方イベントでは過去最高。
とにかく @NaFjp さんの熱意、アイデア、行動力のなせる技でした…感謝!
あとは次に繋げて、ぜひとも花開かせたいですね。
私も知恵を絞って行動します。#ノンプロ研
— タカハシノリアキ@パーフェクトExcelVBAは11月発売予定 (@ntakahashi0505) September 14, 2019
論語に学ぶコミュニティ運営
ノンプロ研はオフラインイベントが盛んなコミュニティなので、どうしても関東近郊のメンバーが中心になりがちです。
ですが、みやさんをはじめ、地方でも熱く参加いただいている皆さんに本当に感謝です。
それも踏まえて、今回のイベントのプレゼンについて準備をする中、「論語」の一節にたどり着きました。
イベントのプレゼンでも少し触れたのですが、紹介します。
子曰。學而時習之。不亦説乎。
有朋自遠方來。不亦樂乎。
人不知而不慍。不亦君子乎。
書き下し文はこちらです。
子曰く、学びて時に之(これ)を習う。亦(また)説(よろこ)ばしからずや。
朋有り(ともあり)、遠方より来る。亦楽しからずや。
人知らずして慍(いきど)おらず、亦君子ならずや。
さらに噛み砕くとこういうことです。
学んで、それを常に練習する、そうして理解が深まるのは嬉しいことです。
そんなふうに学んでいると、同じく学びを志す友人が、遠方からもやってくるようになるので、それは本当に楽しいことです。
世間はそれを認めてくれないこともあります。それでも、不満を持ったりしないのは、立派なことです。
これを読んで、「『論語』なんかノンプロ研ぽいぞっ!」と思ったんです。
ノンプログラマーがVBAやGASを学んで、生産性をガツンと改善しても、会社ではすぐには認めてもらえないかも知れません。
市場価値も期待以上にめちゃくちゃ上がるわけでもないかも知れません。
それでも、「働く」を良くするために、学び続ける中で、一緒に学ぶ仲間は少しずつ集まっています。
遠方であったとしても集まるときは集まります。
そして、不満を持たずに、学びを楽しんでいます。
学ぶ仲間が集まり、お互い刺激し合いながら、ハッピーを目指す。すごく良いことだと思います。
まとめ
さて、ノンプロ研 in 高松「AI時代に元気よく生き残るためのプログラミングとその身につけ方」についてのレポートをお送りしました。
自分のパート「AI時代!すべての人がプログラミングを武器にすべき理由とその身につけ方」についてはほとんどレポートしていませんね…また機会があれば、どこかでお話したいと思います。
地方展開はすごく辛抱が必要ですが、需要や可能性はすごく感じます。
また、高松はもちろん、大阪、仙台ほか、いろいろな地域でできる限り種まきをしたいと思います。
そして、こんな活動に賛同いただける方がいらっしゃれば、ぜひ勇気を出して、仲間になっていただければと思います。
お待ちしております!!
「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」について
コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」では、毎月の定例会や勉強会、Slackでのやり取りを通して、皆さんのプログラミング学習の質やモチベーションを高めるための活動をしています。 過去の活動については、以下のページをご覧ください。- コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2017-2018)
- コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2019)
- コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2020)
- コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2021)
- コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2022)