みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。
当ブログでもPythonを業務に活用する方法についての記事を初心者&Windowsユーザー向けにお伝えしています。
さて、そんなPythonですが、学ぶためにはブログ以外に、体系的に学べる書籍やオンラインサービスなどと組み合わせるのがオススメです。
(どんなプログラミング言語でもそうですね)
そこで、今回は「PyQ™(パイキュー)」というPython専門の硬派なオンラインサービスについて試してみましたので、その特徴やオススメのポイントをお伝えしたいと思います。
キーワードは「写経」と「圧倒的ボリューム」です。
では、行ってみましょう。
PyQとは
PyQはPythonに特化したオンラインサービスです。
今、オンラインでプログラミングを学べるサービスは
- 動画を観て学ぶ動画系
- 実際のプログラミング画面で模して演習をしながら進める演習系
- ゲームを進めながら学ぶゲーム系
などのタイプがありますが、PyQは「演習系」に属するタイプです。
演習系の中でも、かわいいキャラクターとイラストを使った親しみやすいものから、がっつり硬派なものまでありますが、PyQは
本気でプログラミングを学びたいあなたへ
とあるように、バッチリ硬派と言えます。
PyQのプランは?
無料からのコースがあるオンラインサービスもありますが、PyQは2,980円/月~の有料サービスです。
PyQの個人プランは以下の通りです。
- ライト:2,980円
- スタンダード:7,980円
- メンター:29,800円
- プレミアム:98,000円
無料だと気軽に始められる分、「今日はやんなくていいかな…」など先延ばしにしちゃったりすることもあり得ます。
PyQはプランを見てもわかる通り、確実に身に着けたい人向けですね。
とはいえ、有料だとしても、ものすごいお得ですよ。なぜそう思うかは、後ほどお伝えします。
PyQでの学習のイメージ
PyQの学習コースをみてみると、まずPython初心者向けのコースがこの二つ。
- 未経験からのPython文法:82時間~
- プログラマー向けPython文法:75時間~
これ、1日1時間やっても3カ月かかりますよ…。
そして、このどちらかが終わった暁には、以下のコースが待ち受けています。
- Webアプリ・API:48時間~
- データ分析・機械学習入門:29時間~
- スクレイピング:4時間~
- 実務で役立つPython:30時間~
こちらは全部やろうと思ったら、111時間~…1日1時間でも最短4カ月くらいかかりますよ…どんだけコンテンツ充実しているんだPyQというところです。
PyQを試してみよう
さて、ともあれ試してみよう!ということで、ライトコース2,980円にて、「未経験からのPython文法」コースを進めてみました。
コースに入ると大きく分けて
- Pythonはじめの一歩
- Python初級
- Python中級
という段階に分かれていて、さらにその中は「print()、変数」「list,for文」などのセンテンスに分かれています。
途中をつまみ食いしながら進めることもできますが、基本的には順番に進めればよいようになっています。
しかしこれ…中級まででもかなり網羅されている感じがしますね。もっと先のコンテンツもあることに驚きです。
PyQの画面構成
では、実際に演習を進めてみましょう。
「print()、変数」の最初の演習です。
PyQの演習画面は以下のように、左側の解説を読みながら、右側のエリアにコードを入力・編集していくような形になっています。
…ていうか、最初の問題から難しくないっすか…?!
と呆然としてしまうかも知れませんが、慌ててはいけません。
写経をしよう
解説を読むと書いてありますよ。
写経しよう
写経、つまり書き写せば良いのです。それならできます。でも意味を一生懸命考えながら書き写すのがミソです。なにせ「写経」ですから心をこめて。
そして、写経が終わったら右上のボタンで実行。すると、実行結果が表示されます。
実行結果が問題ないと思ったら、今度は「判定」ボタンをクリック。
あれ、間違えましたね。
ですが、判定でどこが違うかも表示されますし、解説もありますので、途方に暮れることなく解決に歩を進めることがでるはずです。
判定で合格になりました。
これが1つの演習の流れになります。
PyQがオススメの理由
写経をがっつり組み込んだサイクル
先ほど、最初の演習を終えた「print()、変数」の構成なのですが、以下のようになっています。
つまり、以下のような流れです。
- 最初の写経
- ひとまずわからなくても書き写すこと、動作を確認する
- 登場した新たな文法を学ぶ
- 新たな文法を一つずつ、写経と解説を交えながら、かなり丁寧に学ぶ
- 自力で解く
- 最初に写経したもの(+α)を自力で解く
これが、各項目でだいたい同じような構成になっていて「写経」→「解説」→「自力」→…というサイクルです。
多くのオンラインコンテンツは動画系にせよ、演習系にせよ、一度過ぎたものを振り返ることが少ないので、「わかった気になっている」ことも多かったりします。
ですが、PyQの写経をがっつり組み込んだサイクルであれば、より確実に身につくというわけです。
圧倒的なボリューム
また、一つのことを学ぶのに演習の数がとにかく多いです。print()と変数を学ぶだけで、19問もあるんです…ボリュームがすごい。
それで、私。まじめに全部進めているんですが、10/11に登録して10/31現在まで20日間のうち、6時間かけてようやく「はじめの一歩」が終わりました。
Pythonの初歩の部分はある程度理解しているので、かなりかっ飛ばしているのですが…
以下の通り、ようやく「関数」が登場しました。
どんだけのボリュームなんだ…。
なので、2,980円は圧倒的に安いのです。どれだけ進めても2,980円ですから。
まとめ
以上、オンラインサービスPyQとその特徴についてお伝えしてきました。
まとめますと、PyQは
- Pythonを本気で学ぶための硬派なオンラインサービス
- 写経をがっつり組み込んだ、確実に一つずつ学ぶ構成
- 月2,980円で実務で使えるレベルまで圧倒的なコンテンツボリュームを学べる
- 困ったらスタンダードやメンターに助けを求められる
というサービスです。
個人的にオススメというか、「私だったらこうする」のパターンは、ライトコースでダーッと進めて、わからないことをストックしていき、わからないことが増えて「もうだめだ―」と思ったら、その時点でスタンダード(余裕があればメンター)にプランを変更するという作戦です。
スタンダードでは翌日にお返事いただけるっぽいので、それで順調に解決をしていき1か月後に「腑に落ち」してきたらまたライトコースに戻る、そんな使い方が良さそうだなと思いました。
いずれにしても、コンテンツを終わらせるのには半年以上は間違いなくかかりそうなので、腰を据えて向き合うと良いです。
そして、それくらいやったら、確実にステップアップすると思いますし、転職するときに「PyQを100時間やりました」とか言ったら、間違いなくポイントつきそうですよね。人生変わるイメージできます。
では、私も引き続き、先を進めていきます。