新人講師に交代していっても効果的な講座ができる理由


新人講師に交代していっても効果的な講座ができる理由
みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、新人講師に交代していっても効果的な講座ができる理由です。

#39 新人講師に交代していっても効果的な講座ができる理由 | タカハシノリアキ | プランノーツ&ノンプロ協会「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「タカハシノリアキ | プランノーツ&ノンプロ協会」の「#39 新人講師に交代していっても効果的な講座ができる理由(2022年7月16日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

背景

ノンプロ研講師の卒業制度

「新人講師に交代しても効果的な講座ができる理由」と言ってもちょっとわからないと思うので、先に背景をお伝えします。

僕が運営している学習コミュニティ、ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会(通称ノンプロ研)での話です。

ノンプロ研では、コミュニティの中で講座が開催されていて、プログラミング講座であればVBA・Google Apps Script・Pythonの3言語、技術的な文書を書くための技術ライティング講座、教える人のためのインストラクション講座があります。

ちょっと面白い仕組みとして、講師の卒業制度があります。ルールとして、同じ講座で講師ができるのは2回までと決まっているんです。

一般的には、熟練の講師が何回も同じ講座をやるからこそ、その経験により、よりよい講座を開講できると思われています。確かにそれはあると思う。

ただ一方で、初めて講座を担当する新人講師は必ずいて、その機会は、新人講師にとってものすごく学びの多い場所になる。

教えることは2度学ぶこと、とある通り、教えることでその分野の知識の定着はよりいっそう強固なものになるし、それだけではなく、人を教えて行動を促すというのは、人生のあらゆる場面で生きてくる非常に価値の高いスキルになるわけです。

コミュニティとしては、熟練の講師を育てて安定の講座を継続開催するよりも、新人講師をどんどん生み出していったほうが、コミュニティ全体の学びの大きさ、成長の機会、刺激の多さが最大化されると考えていて、そちらを選択しているんです。

クオリティの担保~インストラクショナルデザイン

しかし、ここでひとつ疑問があると思います。それでは講座のクオリティが低くなってしまうのではないのかというところですね。これについては、そのクオリティを担保するための仕掛けが、インストラクショナルデザインなんです。

インストラクショナルデザインは、教育工学や心理学の研究、知見をベースにした、効果的、効率的で魅力的な学習支援環境を構築するためのプロセスとされています。学問がベースになっているので、再現性が高いわけです。

講師の実力や経験はもちろんあるに越したことはないですが、たとえそれがなかったとしても、講座づくり・開催のプロセスをインストラクショナルデザインに則って進めることで、新人講師だったとしても、効果・効率・魅力が高まる講座を実現できるんです。

ノンプロ研では、これまで知らず知らずのうちにインストラクショナルデザインっぽい講座開発・運営をしてきて、効果的な講座ができていました。

さらにそれを強化するために、2022年5月から教える人のためのインストラクション講座を新たに新設しました。すでに第2期が卒業して(2022年10月現在)、実際の研修づくりや運営に生かし始めているところです。

その経過と効果は、ノンプロ研のイベントやノンプログラマー協会の取材記事などで紹介できると思っています。

また、インストラクション講座を作るうえで新たに発見した知見や知識については、既存のノンプロ研講座の中でも生かそうということで動いています。

企業での活用

このような、コミュニティで新たな講師を生み出すという考え方については、企業に置き換えた場合も当てはまると思います。

人材開発という文脈でいえば、新人講師だったとしても、社内で講師をどんどん生み出したほうが、組織としての学びの大きさ、成長の機会、刺激の多さが最大化されるのではないかと思うんです。

そのクオリティはインストラクショナルデザインに則って進めることで担保できる。さらに、社内人材のほうが、組織の事業活動や現状、課題についてよく理解をしていて、リアルに実務に転写しやすいし、さらに高い研修コストもかからなくなるといったメリットもあるんですね。

企業の人事担当者や経営者、マネージャーがインストラクショナルデザインを理解し、その実践の場を体験することで、社内で講師を育てるにしても、社外に講師を依頼するにしても、今までより効果的な社内研修を実施できることにつながると思います。

インストラクショナルデザインやインストラクション講座についてより詳しく知りたい方は、
Youtubeいつも隣にITのお仕事チャンネルで、ノンプロ研定例会vol66「ノンプロ研インストラクション講座から学ぶ〜ちゃんと成果を上げる社内研修のつくりかた」でも詳しく解説していますので、ぜひこちらをご覧ください。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「新人講師に交代していっても効果的な講座ができる理由」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

チャンネルのフォロー、コメント、SNSでのシェアなどなど、楽しみにお待ちしております。

では、また。

タカハシノリアキ | プランノーツ&ノンプロ協会「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
「ITで日本の『働く』の価値を上げる」をテーマに活動しているタカハシノリアキが、プログラミング、コミュニティ、DX、学習など、みなさんの『働く』の価値を上げるヒントをお届けするチャンネルです。 #スキルアップラジオ ■プロフィール 株式会社プランノーツ代表取締役。一般社団法人ノンプログラマー協会代表理事。1976年...

タイトルとURLをコピーしました