基礎とは何か、またそれを先に学習するのはなぜか


基礎とは何か、またそれを先に学習するのはなぜか

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、基礎とは何か、またそれを先に学習するのはなぜかです。

#38 基礎とは何か、またそれを先に学習するのはなぜか | タカハシノリアキ | プランノーツ&ノンプロ協会「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
音声放送チャンネル「タカハシノリアキ | プランノーツ&ノンプロ協会」の「#38 基礎とは何か、またそれを先に学習するのはなぜか(2022年7月15日放送)」。Voicy - 音声プラットフォーム

なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!

では、よろしくお願いいたします!

基礎とは何か、またそれを先に学習するのがなぜ重要なのか

基礎というのは初心者が踏み出す最初の一歩だったりとか、簡単でやさしい部分と捉えられがちですが、僕はこれは違うと思うんですね。

最初の一歩としては基礎は大変有効ではありますが、決してやさしいとは限らないと思います。

プログラミングでいうと、変数、式、ステートメント、データ型とか、そういう部分なんですね、全然おもしろくないし、初心者にとってはラクに理解できないことも多いんです。

なので、プログラミング学習でいうと、そういった部分は避けられてしまいがちという問題があります。

たとえば、ノンプログラマー向けの初心者講座でいうと、楽しんでもらわないとということで、そういうことをすっ飛ばしてしまう講座は、たまに見かけるんですが、僕はそれは良い選択とは思わないんですね。

むしろ、できるだけ避けてしまいたくなるような基礎の部分を、なるべく早い段階で入れた上で、それでもいかに楽しんで学んでもらえるかを設計すべきだと思いますし、そのために他者が関与している意味があるものと思うんですね。

脳のしくみと機能

では、なぜ基礎が重要なのか、脳のしくみに関連してお話していきます。

みなさんは、学生のころ、歴史の年号とか、英単語帳とか暗記をして試験対策みたいなことをしたことがあると思います。

コンピューターで例えると、記憶装置に情報を記録していくのと同じような感じでイメージされていると思います。

なので、人間の記憶というのは、記憶を脳ミソの中に1対1に転写していくというイメージで捉えている方も多いかも知れないんですけれど、人間の脳はそれをはるかに凌駕する優秀な機能が備わっています。

それは、関連する情報をつなげていくという機能です。

脳は、孤立していて、使われない情報はどんどん忘れていくような仕組みになっていて、新しく入ってきた情報もほとんど1日以内に忘れてしまうんです。

ただ、この関連づけるという機能によって、その情報を忘れづらくすることができますし、かつ生き生きと保管することができるようになります。

たとえば、カレーという単語で脳みそから情報を引っ張り出そうとしてください。

人によってはそれと同時に昔お母さんがつくってくれたお家のカレーのビジュアルだったりとか、味、匂いと家族団らんの光景だったりが思い浮かべられるかもしれません。

別の人は近所にあるちょっと怪しいインドカレー屋さんの門構えや外まで香るカレーの匂い、店主のキャラクターや喋り方だったり、関連した情報がまとめて引っ張り出されるんです。

そのように、人間の脳というのは、ある情報と別の情報を関連づけて記憶することができて、その情報をどんどんつなげていくことができます。

スキーマとは

その関連づけたものをスキーマといいまして、スキーマになると情報がぎゅっと圧縮されて、さらにまとめて取り出しやすくなるし、関連情報が増えるので、その情報のまとまりへのアクセス回数が増えていく仕組みになっています。

つまり、新たに入力した情報は、既存のスキーマに関連づけて記憶することで、忘れづらくなり定着しやすいということなんです。

では、その上で、基礎がどうして重要なのかという話をしていきます。

初心者向け講座で陥りやすいこと

たとえば、プログラミングでいうと、初心者ノンプログラマー向けの情報の多くは

  • セルから読み取りたいときには、こういうステートメント
  • セルに書き込みたいときには、こういうステートメント

というようにやりたいこととステートメントを1対1で伝えているものが多いんです。

ステートメントというのは、プログラムの一文のことで、いくつかの単語で構成されているもののことを言います。

やりたいことに対して、1対1でステートメントを転写していくような伝え方をしています。

ただ、これはスキーマ化されていないので、反復して使用しない限りどんどん忘れていくんです。

基礎を身に付けることでスキーマ化の効率を高める

一方で、ステートメントのつくり、つまり文法を先に覚えておくとどうなるでしょうか。

セルの読み取りと書き込みは共通する同じ文法に則っていて、一部分だけ変えれば実現できるんです。

文法という知識が先に入っているので、そこに読み取りをしたいときの変える部分、書き込みをしたいときの変える部分を関連づけてスキーマ化して記憶ができるということになります。

さらに、セルの操作の文法の仕組みがわかると、セルに対して他の操作をしたい、たとえば色を塗りたいとか、書式を変更したいとか、そういう操作をしたいときも、同じ文法が使えるのではという発想になるわけなんです。

こうして、先に文法を覚えておくことで、記憶の定着もしやすくなりますし、新たな情報を受け止める土台となります。

ここでいうと、その文法の部分が基礎になるんですね。

このように基礎を先に身に着けておくことで、その先の学習効率が断然変わっていきます。
そのような土台になる部分を基礎というんですね。

新たな分野を学習しようと思った時、どこの部分が基礎なのか、というのをうまく見極めることができれば、その習得の成功確率や速度が全然変わってくるように思います。

なので皆さんも基礎はとても重要だということ、大変ですがそれを先に学習すれば先々の学習効率が上がるということを覚えていていただけたらと思います。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「基礎とは何か、またそれを先に学習するのはなぜか」をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

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では、また。

タカハシノリアキ | プランノーツ&ノンプロ協会「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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