みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。
「浪費」というとお金が真っ先にイメージされるのですが、僕がみなさんに問いたいのは「時間の浪費」についてなんですね。
僕がリスキリングについて話すときなどに、お伝えしている時間の振り返り方について、お送りしたいと思います。
ということで、今回は「あなたの時間の使い方、それでいいの?浪費時間を見分けて減らそう」についてお伝えします。
では、行ってみましょう!
「働くの価値を上げる」とは
私は起業してからこの10年、「日本の働くの価値を上げる」をテーマに活動しています。
具体的には、非IT職のみなさん(=ノンプログラマー)がIT、プログラミング、AIなどのデジタルスキルを身につけ、そして職場で活躍いただけるように支援をしています。
では、その先には何があるのでしょうか?
ITやデジタルで、業務を効率化する、そして生産性を上げて、売上や利益を上げる…ビジネスとしてはそれがひとつの正義なわけですが、中にはにわかな「抵抗感」を示す方もいらっしゃいます。
仕事の効率を上げて、生産性を上げて、会社に貢献する、もっとスキルを磨いて、生産性を上げて…そんなに簡単に稼げるものでもないようにも思いますし、そもそも次々と上を目指さなければいけないとなると、ちょっとしんどいと感じる気もします。
シニア世代のビジネスパーソンの中には、もうあと何年かで定年なんだから、これ以上「頑張れ頑張れ」言わないで、ほうっておいてほしいという方もいるかも知れません。
中小企業の経営者の中には、うちは身の丈でやってるし、たとえ緩やかに衰退して店じまいしてもいいんだから、新しいことはやらなくていいというマインドの方もいるかも知れません。
みなさんはどう思われますか?
人生の多くの時間は「働く」に使い、意識は「働く」に向いている
しかし、それでも僕はみなさんに「ITやデジタルを活用しましょう」とお伝えし続ける、この活動をやめたいとは思いません。
なぜなら、「みなさんの、大切な人生の時間の使い方は、それでいいんですか?」と思うからです。
今の日本社会では、基本的に大人は皆「働く」という設計になっています。
共働きが当たり前になってきていますし、家庭でもやるべき仕事はたくさんあります。
多くの人が1日8時間以上働きます。その時間は起きている時間の半分以上に相当します。
仕事が全部終わって「じゃあ今から全力で何かしよう!」と思っても、時間もわずかしか残っていませんし、体力や気力も有り余っているわけではありません。
休日も「仕事のための休養」と捉えている方も少なくないでしょう。
そんなにたくさんの時間を使って、そしてたくさんの意識を注いで働くのであれば、その時間を満足のいく使い方にしたいと思いませんか?
僕はその方向に努力することは可能だと思いますし、実際にそれが個々のビジネスパーソンの幸せにつながるアプローチのひとつだと思っています。
時間の棚卸しをして投資と浪費を見分ける
自分が満足いく時間の使い方をしているのかどうか、それを見極めるためにおすすめしているのが「時間の棚卸し」です。
朝起きてから、夜寝るまで、日々の時間の使い方を振り返り、その一つひとつが自分にとって納得のいくものであるかどうかを判断するというものです。
その判断の基準として用いているキーワードが「投資」と「浪費」です。
ある時間の使い方が、「未来の自分にとって良い時間の使い方と感じられる」のであれば、それは投資です。そうでなければ、その時間の使い方は浪費となります。
未来の自分にとって良いと感じられる時間の使い方=投資
例えば、あるタスクに時間を使いました。それが、評価が上がる、給料が上がる、信頼を得られる、そういったことにつながった実感が得られるのであれば、それは「投資」です。
また、新しい仕事にチャレンジして、そこから学びを得たり、スキルが向上したと感じられるのであれば、それも投資といえます。次回以降、同じ仕事をするときに、より短い時間でそれをこなすことができる…それなら、未来の時間を生み出したことになりますよね。
さらに、趣味であっても、そこで得た感動が未来の活力に繋がるものであれば、それは投資といってよいと思います。
未来の自分にとって良いと感じられない時間の使い方=浪費
一方で、会社からやれと言われていて、その時間は給料をもらえているとしても、未来の自分によいと思えないのであればそれは浪費です。
たとえば、あまり成果が感じられない定例会議や、どう役に立っているのかわからないExcel資料を作る作業などは浪費といえます。
「ルーチン」は次第に浪費になりがちです。
というのも、どんな仕事でも慣れてくると、そこから得られる学びの余地が少なくなっていくからです。
いかに浪費を減らし、投資に変えていくか
浪費だと感じる時間を減らす方法のうち、最も即効性があるものはそれを「やめる」ということです。
しかし、少なくない仕事は自分の判断だけでやめられないものです。そこで、有効になってくるのがIT活用や、デジタルスキルです。
コンピューターは同じことの繰り返しを正確に行うことができ、ルーチンワークを得意としていますので、これらを任せてしまうことで時間を生み出すことができます。その結果、浮いた時間を未来の自分にとって良い活動に使うことができるのです。
そうやって、日々の時間の使い方を見直し、未来につながる投資へと変えていくこと。これが、働く時間を豊かにし、より満足のいく人生につながる一歩になると思います。
みなさん、ぜひ一度、時間の棚卸しをして振り返ってみてくださいね。
まとめ
以上、「あなたの時間の使い方、それでいいの?浪費時間を見分けて減らそう」についてお伝えしました。
引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!
この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!