みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、「Slackを見てくれない」にどう対処するか?です。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
ノンプロ研ではSlackを活用している
僕が運営する学習コミュニティ、ノンプロ研では主なコミュニケーションツールとして、ビジネスチャットツールSlackを使っています。
オープンさが良い
Slackの良いところはいくつかあるんですけれど、まずはそのオープンさです。
ノンプロ研では運営方針として、原則、コミュニティ内の会話はすべてオープンなチャンネルでやり取りするようにしていて、運営とメンバーと、もしくはメンバー同士で情報格差が生まれないようにしているんです。
たとえば個人情報を扱うとか、デリケートな内容を取り扱うとか特別なケースではプライベートチャンネルやDMを使うこともあるんですが、基本的には使わないようにしているんです。
絵文字スタンプが豊富
あと、Slackの魅力でいうと絵文字スタンプの豊富さがあります。
デフォルトでもかなりたくさんのスタンプがあるんですが、メンバーが山ほどオリジナルの絵文字スタンプをつくってくれていて、コメントにビシバシスタンプが貼られていくんです。これはすごく楽しいやりとりです。
ときには謎の、どんな時に使うんだみたいなスタンプもありまして、そういうのを発見したりとか使っているメンバーがいるのを見たりするのが楽しいなと思っています。
プログラミングとの親和性が高い
さらにSlackのいいところは、やはりノンプロ研はプログラミングを学んでいる人もいますので、プログラミングとの親和性が高いというのもあります。
たとえばプログラミングのコードを投稿すると、シンタックスハイライトといって、コードを言語ごとの文法に合わせて、自動的に読みやすく色付けしてくれる機能があります。
コミュニティの中で3つのプログラミング言語に関してプログラミング講座が開催していますので、そのときには本当にありがたい機能です。
自動化の実践の場にもなる
Slackの特定のチャンネルに自動投稿したりとか、ある入力コマンドでbotを呼び出したりすることもできるんです。
この場合、Google Apps Scriptというプログラミング言語を使ったり、Zapierというノーコードツールを使ったりするんですけれど、そういう機能を導入するのは運営的にも便利だし、ノンプロ研で学んだことを実際にやってみるという実践の場としてもSlackが使いやすいです。
Slackにも悩みがある
ただ、そのSlackなんですが、メリットばかりではなくて悩みもあるんです。
Slackを開くのを忘れてしまう
メンバーの中には、まさにSlackの住人のようになっていて、すべての投稿にすぐさま反応するようなメンバーもいるのですけど、一方でふだんお仕事などでSlackを使っていないとか、今までビジネスチャットツールを使ったことがない方もいらっしゃいます。
そうなるとSlackは特別な存在になりますので、Slackを開くのを忘れてしまうという問題があったりします。
これについてSlackのアナリティクスがありまして、メンバーがどれだけアクティブかというのを調べることができます。
今、ノンプロ研の全体のメンバー数が180~190人くらいいて、週間アクティブ数が140なので、アクティブ率は8割近くです。
これはこれで優秀な数字かなと思いますが、ただ、ずっとSlackに入らずにいるという方も40人ほどいるということなので、これはこれで課題なのかなと思います。
活発すぎて迷子になる
あと、もうひとつ困っていることがありまして、ノンプロ研のSlackはかなり活発でアクティブというのはすごくいいんですが、一方でチャンネル数が多すぎて、Slackに慣れていない人は迷子になりやすいんですね。
なので運営としてはこの情報をぜひ見てほしいという情報に、メンバーがたどり着けてもらってないというのはあると思います。
イベントの予定がちゃんと届いているのかが心配
とくにイベントの予定とかはきちんと届いているのかというのは少し心配です。
実際にイベントの参加率はもっと上げたいなと思っています。
イベントの情報については専用のGoogleカレンダーやノンプロ研アプリで確認はできるのですけど、いずれにしてもどんなイベントあるかなとメンバーが能動的に見にくる必要があるので、おそらく見ていないメンバーも多いと思います。
これらの問題は前から認識していて、どうやったらいいのかという対策がなかなか打ててこれなかった側面があります。
別のコミュニティでもらったヒント
最近、読書コミュニティflier book laboに入会して、ここでヒントをいただきました。
けっこうな頻度でメールが来る
何かというと、flier book laboは、入会してからけっこうな頻度でメールが来るんです。
flier book laboで使っているオンラインコミュニティ専用のシステムがあるのですけど、そこで皆さんテキストのやりとりとか動画のアーカイブを見たりとかができるんですが、そのシステム上でメンションつきでメッセージが入るとメンションされた人にメールが来るという仕組みになっています。
flier book laboの運営の皆さんが、たとえば新しいイベントを公開するとき、全てのメンバーにメンションをつけますので、そのときには必ずメールが届きます。
あるグループに参加しているとすると、グループ全体にメンションをつけたときにメールがきます。あと個別に自分がメンションをつけられて誰かがメッセージを送ったとすると、そのときもメールが来ます。
なので僕が自己紹介をしたときに、それに対してメンションをつけて返信をしてくださったメンバーが何人かいらっしゃるんですが、それについてはメールでキャッチすることができます。
ツールを普段から使っているベースで考えてはいけない
たしかに、flier book laboは専用のシステムを使っていますので、常に開いているわけではないんです。それでいうとSlackをふだん使いしていないメンバーからいうとSlackもそれと同じ立ち位置になるということです。
なのでSlackを普段から使っているベースで考えてはいけないな、と改めて思いました。
コミュニティレポートでイベントをリマインド
あと、flier book laboは毎週1回、コミュニティレポートいうメールも来るようになっていて、最近の注目の投稿だったりとか、近日のイベントの予定をリマインドしてくれるわけです。
確かにイベントがどんなものがあるかと知るのは、メールでイベントのお知らせをもらったときが多いというのは確かにあると思います。
接点としてメールを使うのはありかも
ノンプロ研でいうと、メールを使うときはもちろんあるんですが、最初の入会のチュートリアルが終わるまでというのがあります。
それ以外の接点でメールはあまり使っていないので、接点としてメールを使うというのは、ありだなと思ったんです。
すべてのイベントが作られたときだと、ノンプロ研の場合は年間数百というのがありますのでちょっと多すぎます。
なので、何かお知らせを絞って、定例会のイベントが立ち上がったときとか、今週のイベント、講座の募集が開始されたとき、仮申込募集のお知らせ、新プロジェクトスタート、技術書典など、いろいろと考えられます。
定例会など外部にも公開するイベントについては、Peatixでもフォロワーが集まっているのでそちらでお知らせしてもいいのかなと思います。
このあたり、メールの使いみちはもっとアイデア出そうなので、考えてみたいと思います。
もしノンプロ研のみなさんもアイデアありましたら、ぜひ教えていただければうれしいです。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「「Slackを見てくれない」にどう対処するか?」をお届けしました。
コミュニティだけではなく会社でもままあるのではないかと思います。ただ、会社だとメールでそのままやりとりをしたくなってしまうというのがもしかしたらあるかもしれませんのでそのあたりは注意する必要があるかもしれません。
メールを使うというアイデアはベーシックなアイデアですけれど、盲点になってしまっていたというか、灯台下暗しなかんじになっていました。
やはり他のコミュニティに参加するというのは越境によって気付きが得られるというのは確かにあるなと思いました。
ちょっといろいろ試しながらも皆さんにコミュニティにどんどんアクティブに参加していただけるようがんばっていきたいです。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
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では、また。