今さら聞いてもいいIT用語 #11: 「URL」


今さら聞いてもいいIT用語 #11: 「URL」

みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。

こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!

今回のテーマは、今さら聞いてもいいIT用語 #11: 「URL」です。

#646 今さら聞いてもいいIT用語 #11: 「URL」 | タカハシノリアキ「『働く』の価値を上げるスキルアップラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム
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では、よろしくお願いいたします!

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URLとは

今さら聞いてもいいIT用語シリーズ第11回をお送りします。このシリーズは、今さら人には聞けない、でも知っておいた方が良い気がする、そんなIT用語を耳からこっそり学べるシリーズとなっています。

今日紹介するIT用語は「URL」です。

そんなの知っているっていうみなさんも多いかもしれませんが、実は色々とつまっているんです。

お手元のブラウザの入力欄にURLを打ち込んでEnterキーを押すと、目的のWebページが開きますよね。

もしくは、リンクが貼ってあるテキストをクリックすると、そのリンクにはURL情報を持っていますので、そこのWebページに飛ぶ仕組みになっています。

URLは「Uniform Resource Locator」の略

ほとんどのみなさんは、URLなんて知っているよと思われるかもしれません。

では、ちょっと質問なんですが、URLってなんの略だかご存知ですか。

もしかするとみなさんあんまり知らないんじゃないかと思うんですが、このURL、「Uniform Resource Locator」の略になります。これ聞いてもちょっとピンとこないかもしれませんね。

「Uniform」は制服なんて意味がありますが、形容詞的で言うと、「普遍の」とか「変わらない」という意味があります。

そして、真ん中の「Resource」は、日本語訳に直訳すると「資源」ということになりますが、ここは「情報資源」のことです。つまり、Webページを開くためのいろんなデータとかファイルのことを表します。

最後の「Locator」は、「場所を指し示すもの」という意味がありますね。「Locate」という動詞がありますが、これは「場所を決める」とか、「探す」、「見つける」という意味があります。それにorがついているので、それを「見つけるもの」と、そんな意味になるわけです。

つまり、URLというのはResource、すなわちWebページの場所を特定するためのものということで、実際には特定の文字列とか記号の並びを使うということになります。

ちなみにこのURL、日本語で表すと「統一資源位置指定子(とういつしげんいちしていし)」と言うそうです。今回に限っては、日本語を教えてもらったとしても絶対に使わない感じがしますよね。

URLはどう機能するのか

ではこのURL、実際にブラウザで打ち込んだ時に何が起きているのかということです。

まず、ブラウザにURLを入力します。もしくはリンクをクリックしますね。

そうすると、このURLは、そのリソースの場所、Webページの場所を特定するための情報を持っていますので、インターネット上のどのコンピューター、まあ多くの場合はWebサーバーになりますが、それを見つけ出すことができるわけです。

そして、そのWebサーバーに対して、このデータをくださいというようなお願いをします。これをリクエストなんて言いますね。

そのリクエストを受けると、Webサーバーの方は、はい、どうぞとお返しをくれます。これをレスポンスなんて言います。

ブラウザはそのレスポンスを受け取ってWebページとして表示する、そのような機能を有するソフトウェアということになります。

ここまででがURLの機能の説明となります。

URLの構成

では、実際にこのURLがどういう構成になっているのも今日は深掘って話をします。

例として、「いつも隣にITのお仕事」というサイトのURLを使って解説をしていきたいと思います。このサイトのURLは、「https://tonari-it.com/」となります。

スキーム名~通信の方法を表す

このURLは、いくつかのパーツに分けることができます。まず最初のパーツは、「https://」までです。ここは、みなさんほとんど目にするのは、この「https://」か「http://」のどちらかのパターンかなと思います。

この部分はスキーム名と呼ばれていて、どんな方法で通信をするのかを表しています。つまり、今回の例で言うと、「htpps」という方法で通信をしますよと示しているわけです。

この「https」とか、「http」というのは、Webページを使う時の通信方式なんです。

なので、Webページを開くときに使うURLは、ほとんどの場合、「https」か「http」のどちらかということになります。

この通信する方式のことを、別名、通信プロトコルなんて言ったりしますね。

この「http」は「Hyper Text Transfer Protocol」の略となります。

ちなみに、見覚えのある方がいたらと思うんですが、FTPというのも通信プロトコルの1つです。これは、ファイルを受け渡す時に使う通信方式です。

または、メール設定の時にPOPとかSMTPとかIMAPとか、そういった言葉を見たことがあるかと思うんですが、これらは、メールを見たり送ったりする時に使う通信プロトコルになります。

色々とこの辺りお話しましたけど、全く四角四面に覚える必要はありません。

インターネットを使う時には、いくつかの通信方式、通信プロトコルというのがあって、URLの最初の部分がそれを表す、ぐらいの認識で全然OKです。

ドメイン名~Webページの場所を表す

では、URLの残りの部分を見ています。

今回の例で言うと、「tonari-it.com」の部分です。これは一般的にはドメイン名と呼ばれます。

これは、Webページの場所を表す住所になります。しかも、これは人が見てわかるようにネーミングしたものになりますね。

なぜ、あえて人が見てわかるようにと表現したかというと、実際のネットワーク上の住所は、コンピューターの世界では、IPアドレスという4つの数字の組み合わせで表現されています。

たとえば、隣ITの場合で言うと、「183.90.238.2」がそのIPアドレスになります。

コンピューターの世界で言うと、これでもうどこの場所にあるというのが特定できるのですが、これは我々人間にとってはちょっと分かりづらいですよね。

なので、このIPアドレスに人が見てわかるような文字列を割り当ているんです。それがドメイン名ということになります。

「tonari-it.com」のように表現することで、隣ITのサイトのことを表すんだなということを記憶しやすいわけです。

ちなみに、このドメイン名の部分は、さらに2つに分けることができます。「tonari-it」の部分と「com」の部分です。

つまり、.(ドット)の部分でドメイン名を分けることができるんです。ドメイン名によっては、さらに.が増えて、3つに分けたり4つに分けたりするケースもあります。

トップレベルドメイン

このドメイン名の1番お尻の部分にあるやつ、みなさんよく見ると思うんですが、「.com」とか「.jp」とか「.net」、この部分はトップレベルドメインと言われています。

トップレベルなので、1番回数の大きい区分けを表す部分なんです。

これは、「.com」の様にエリアとか関係なし、制限なしに利用できるものと、「.jp」のように国とか地域に割り当てられているもの、の種類があります。

セカンドレベルドメイン

今回の例で言うと、「tonari-it」の部分は2番目のドメインになりますので、セカンドレベルドメインなどと言われています。

URLによっては、このセカンドレベルのところに「.co」とか「.or」とか「.go」とか、そういったものが入るものもありますよね。

これは、企業だったり政府組織だったり、組織の種類を表すこともあったりしますね。

このあたり、トップレベルドメインとかセカンドレベルドメインに特定の意味がある時もありますので、ある程度知っておくと、どんなWebサイトなのか予想がついたりしやすくなりますので、もしご興味あれば調べてみていただければと思います。

「URL」の意味わかりましたか

ということで、今日は、今さら聞いてもいいIT用語「URL」について紹介をさせていただきました。

ちょっとした文字列と記号の組み合わせなんですが、いろんな情報が集まっているってことがわかっていただけたんじゃないかなと思います。

普段何気なく目にしているURLですが、よくわからないなと思っている部分にも、意外とちゃんとした意味があったりするわけです。

そういったところに目を向けて、実はこういう意味があったんだということを知っていただくと、ちょっとITとかインターネットの世界が身近になったりするんじゃないかと思います。

今日の放送がそんなお手伝いに繋がったらいいな、などと思っております。

まとめ

ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から『今さら聞いてもいいIT用語 #11: 「URL」』をお届けしました。

タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。

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では、また。

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