みなさん、おはようございます!タカハシ(@ntakahashi0505)です。
こちらの記事は、タカハシが音声メディアVoicyの「スキルアップラジオ」にて放送した内容から、ピックアップしてお届けします!
今回のテーマは、変幻自在のキャリアを歩むために必要なものとはです。
なお、以下で実際にお聴きいただくこともできます!
では、よろしくお願いいたします!
「自分のキャリアを人に預けてはいけない」のつづき
#76 自分のキャリアを人に預けてはいけないのつづきをお届けします。
前回はプロティアン・キャリア、すなわち変幻自在なキャリアについて紹介しました。
組織に依存せず、個人で積極的にキャリア形成していきましょう。さらに変化に応じてフレキシブルに変更していきましょう。こんな考え方をプロティアン・キャリアといいます。
プロティアン・キャリアに必要なもの
今回はこのプロティアン・キャリアを歩むために必要なものについて紹介していきたいと思います。
ダグラス・ホール教授が提唱したプロティアン・キャリアのために必要なものは、アイデンティティとアダプタビリティです。
アイデンティティ
まずアイデンティティについて、自分らしさや自分の価値観に気づいていることが必要です。
いまの仕事の中で自分らしい仕事が実現できていれば、幸福度が高いと言えますよね。
プロティアン・キャリアの成功は、昇進や昇格ではなく、個人の心理的成功であると言われています。
自分にとって何が心理的成功なのかを知るためには、当然自分らしさや自分の価値観に気づいている必要があるわけです。
アダプタビリティ
ただ、自分らしい仕事や自分の価値観にあった仕事をしていればいいかというと、必ずしもそれだけではないわけです。
今の職場が求める成果や、社会が求めるニーズにつながる必要があります。
そこで必要になってくるのがアダプタビリティ、環境や社会の変化に適応する能力です。
アダプタビリティとは時代や環境の変化に合わせて新しい学びを得ること、自らのアイデンティティを知る努力をすること、アイデンティティと実際の行動の一致を図ろうとすること、などといった行動特性のことです。
日本の場合~僕のブラック企業体験から
多くのビジネスパーソンについては、アイデンティティは会社の言う通りにやっておけばいいということで、会社のそれと重なっているかも知れません。
また、アダプタビリティに関しても、会社が求めるものに適応していくということが基本行動となっているかもしれないですね。
ただ、それだと会社組織から放り出されたときや、会社や、社内の自分の環境が停滞してしまったときに、自分のキャリアが行き詰まってしまうリスクが高いです。
なのでそこを見直しましょうということです。
僕の場合は、サラリーマンのときは、自分のアイデンティティを抑えて会社の言う通りにやっていたわけです。
そのようにしてキャリア会社にを預けてしまっていたがために、うっかりブラック企業に入ったときに、にっちもさっちもいかなくなったということが起きたわけです。
では、どうするべきか?ということでキャリアを会社にあずけてはいけないなとなって、自分でキャリアについて考えなくてはいけなくなりました。
僕の場合はそんなブラックの体験から、つまらない仕事のために、心身ともに疲弊して人生を費やしていくのはまっぴらごめんだなと気づいて、そこがアイデンティティにつながっていると思います。
それであれば、これからどう生きていくべきか。
プログラミングスキルを身につければ転職で有利になるかも知れない、そもそもつまらない仕事をコンピュータに任せられるようになって仕事中も幸せを感じることができるんじゃないか、そういうことに気づけたわけです。
キャリアを見直す方法
そんなピンチの体験をせずとも、自分のキャリアについて見直す方法がいくつかあります。
転換期ごとのキャリアの気づきを表にまとめる
1つ目は、法政大学教授 田中研之輔先生の著書「プロティアン 70歳まで第一線で働き続ける最強のキャリア資本術」で紹介されている、キャリアの気づきをまとめるという方法です。
まず表をつくります。
横に2段つくって、ビジネスキャリアとライフキャリアにわけます。
縦は初期キャリア形成機、中期キャリア形成期、後期キャリア形成期、ポストキャリア形成期と、キャリアの転換期ごとに4つに区分して、その時期のビジネス・ライフのそれぞれの「不安」や「不満」を書き込んでいきます。
過去であれば過去のことを、未来であれば想定されることを書き込んでいきます。
これで自分が置かれている状況を把握することができて、キャリアについての心構えができます。
越境学習でアイデンティティを見直す
あとアイデンティティの見直しには、越境学習が有効ということがわかっています。
普段慣れ親しんでないアウェイの環境で活動して、ホームと行ったり来たりすることで、本来の自分らしさや価値観に気づくというのを越境学習といいます。
日本の多くのビジネスパーソンは、組織のアイデンティティが強く染み付いていて、個人と組織のアイデンティティが重なりすぎているような状況になっている場合があります。
アウェイに身を置いて活動することで、自分のアイデンティティを見直す良い機会になります。
そのうえで自らキャリアを考えたり、それに対してどんな行動を起こすか考えるようになるまでに、組織と個人のアイデンティティの引き剥がしを行うことが期待できます。
アウェイに関しては、自分がアウェイだと感じるところであればどこでもいいとわれています。
ぜひ、興味のあるサークルとか、コミュニティ、社外活動などに参加して、アウェイを感じてみてください。
まとめ
ということで、今日はVoicy「スキルアップラジオ」の放送から「変幻自在のキャリアを歩むために必要なものとは」をお届けしました。
タカハシのVoicyの放送はこちらからお聴きいただけます。
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では、また。