みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。
私の生まれて初めての自著「ExcelVBAを実務で使い倒す技術 」が発売されました。
いくつかの書店では平積みもして頂いたりして、感慨深いものがありました。
いや~しかし、思い返すと執筆までの道のりはそれはもう大変。色々な身体の壊し方をしましたw
さて、そんな執筆作業ですが、お仕事の生産性については、かなりウルサイ性分なもので
- どれだけの文字数を
- どれだけの時間を使って
書いたのか、バッチリ記録してあります。
今回は発売記念ということで、本を一冊書くのに、どれだけの文字数を、どれだけの時間をかけて書いたのか、ババンと晒したいと思います。
300ページの書籍を書くのに、どれだけの文字数と時間が必要だったか
まずは以下の表をご覧ください。
私が本書籍を作るためにかけた時間と、書いた文字数の月ごとの推移です。
月 | 時間 | 書いた文字数 |
---|---|---|
9月 | 16:25 | 0 |
10月 | 33:00 | 3,028 |
11月 | 57:30 | 19,484 |
12月 | 54:00 | 34,513 |
1月 | 124:30 | 74,676 |
2月 | 0:00 | 0 |
3月 | 47:30 | 6,749 |
4月 | 10:30 | 0 |
合計 | 343:25 | 138,450 |
Googleカレンダーに記録をとっていますので、何にどれかで時間をかけたのが、バッチリ見返せるのです。
執筆に要した時間について
多くは実際に執筆をしている時間ですが、本の骨子や構成を決める企画の段階も重要ですから、かなりパワーを使いますし、書き終わった後にゲラをチェックしながら修正や加筆をする校正の作業も何度か繰り返します。
そして、かかった時間は全部で343時間…!
1日8時間労働、1ヶ月で20営業日としたら、ちょうど丸2カ月分の労働時間といったボリューム感です。
出版社さんとお話が始まったのは9月中旬ですし、2月はほぼ作業ナシ、4月も月初しか作業がありませんでしたので、賞味半年の中に、まるっと2カ月分を詰め込んだ形になります。
んー、こうして数字としてみると、なかなかインパクトありますね。
ちなみに、1月にものすごい文字数を書いていますが、後半5章以降にかなり勢いが良くなったのと、正月休みがあったからですね。執筆に集中して、たっぷり時間が使えた正月…幸せでした。
書いた文字数について
一方で、書いた文字数は約14万文字です。
あ、ちなみに実際に採用された文字数はもうちょっと少なくて、10万文字弱くらいです。
というのも、本の執筆には、ブログにはあまりない、「書き直し」つまり厳しめの言葉で言うと「ボツ」があるのです。
ああ…恐ろしい!!
話を戻しますと、当ブログの1記事の文字数がだいたい3,000文字くらいだと思いますので、46記事分つまり毎日更新で1カ月半くらいの文字数になりますね。
独立してすぐの出版は過酷以外の何ものでもない
リアルな話ですが、執筆に関しては、実際に出版されるまで収入はゼロのことがほとんどだと思います。
出版後に、ようやく取り決めに応じた印税のお支払が発生します。
つまり執筆期間については、労働時間だけ先に持ち出しになってしまうということです。
これは、独立から2年にも経たない、キャッシュが潤沢にはない、そんな一人社長にとっては非常に切実な問題です。
執筆の時間を捻出しながらも、日銭を稼がなくてはいけないからです。
しかも、ブログの執筆もある
そしてアホなことに、ブログヲタクでもあった私は、かなりギリギリまで更新していました。
月 | 更新記事数 |
---|---|
9月 | 30 |
10月 | 27 |
11月 | 14 |
12月 | 20 |
1月 | 12 |
2月 | 24 |
3月 | 20 |
このように期間中も、まあまあブログ更新していたんですね。
数字がデコボコしているのは、後述しますが、身体がやばいときに更新をサボっていた証です。ちゃんと体調に合わせてキレイにサボっていて、笑えます。
過労死ラインをちょっと超えた
執筆、仕事、ブログ…これら全てを合わせた労働時間はいくらだったのか…9月から3月までの労働時間は7ヶ月合計で「1,719時間」でした。
ザックリ計算で
- 1月あたり245時間
- 1営業日あたり12.3時間
ということになります。いわゆる過労死ラインという「月80時間残業」をちょいと超えるくらいでしたw
実際に、齢40を超えたオジサンの身体は、「無理」に対してはすぐに忠実に反応を見せるもので
- 9月中旬~9月いっぱい:あばら骨にひび
- 9月末~10月下旬:帯状疱疹
- 12月上旬~12月いっぱい:過敏性腸症候群(症状からたぶん)
- 3月中旬~3月いっぱい:謎の咳き込み
と期間中は、ほんと色んな症状が出てきまして、通院や服薬をしながらの仕事&執筆をしていました。
これって、ブラック…!?
まあ、あばら骨に関しては、執筆とは関係なくて自業自得みたいなところもあるんですけどね…
独立して間もなくて、キャッシュが十分にない場合に、商業出版にチャレンジするのであれば、十分に覚悟をすべきだと思います。
なぜ、そこまで無理をして本を書いたのか
しかし、そんなのもなんとか乗り越えまして、こうして発売までこぎつけることができました。
実は、ある程度は過酷になるだろうということは事前に想定できていました。
独立して1年半しか経ってなくて案件も安定していないことは自分が良く分かっていますし、キャッシュが十分にないということはMFクラウドを覗けばすぐにわかることですしね。
また、ブログを書いていましたので、250ページの書籍の企画であれば、だいたいどれくらいの文字数を書く必要があり、その文字数を書くには、どれだけの時間がかかるのか、そういうこともだいたい事前にシミュレーションできます。
でも、即決で「やる」と決めました。
もちろん、自分にとっては一気にステージを変えるほどの大きなチャンスであることは確かです。
これからどういうことが起きてくるのか、起きないのか、ワクワクしています。
一方で、孤独にVBAにチャレンジしている日本全国の皆さんに、一斉に「こうすれば楽にExcelVBAを使い倒せるよ~」と伝えることができる、絶好の機会でもあります。
なにせ、過去の私自身が超苦労してきたものをまとめ上げて、たった3日もあれば取り入れることができるわけですから。
いまいち上手にVBAを使い倒せていない方が使い倒せるようになり、もうVBAについて挫折しそうな方にはそれ支える、そんなことができたら、全国の生産性が上がるじゃないですか。
こんな生産性が高く、価値のある活動はそうはないんです。
だから、辛くても大丈夫。
また、ぜひトライしたいです。商業出版。