デジタルに全然モチベーションが湧かない人へのひとつのアンサー

デジタルに全然モチベーションが湧かない人へのひとつのアンサー

みなさん、こんにちは! タカハシ(@ntakahashi0505)です。

デジタルが大事なのはわかるけど、どうしても好きになれない、モチベーションが湧かない…

そんなときのどうすればいいでしょうか?

ということで、今回は「デジタルに全然モチベーションが湧かない人へのひとつのアンサー」についてお伝えします。

では、行ってみましょう!

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高松市Setouchi-i-Baseでのデジタルリスキリングの取り組み

先月9月から香川県高松市にあるオープンイノベーション拠点「Setouchi-i-Base」で、「デジタルリスキリング実践講座」が開催されておりまして、僕がこの講師を担当しています。

この講座は、僕の書籍『デジタルリスキリング入門』をベースに、全6回のプログラムで構成されています。

前半ではリスキリングの概要や戦略、後半ではスプレッドシート・プログラミングなどの具体的なスキルについて学びます。

そして最後の第6回では、みなさんが学びの成果を発表する、成果発表のライトニングトーク大会が行われます。

リスキリングのコミュニティづくりと懇親会

このデジタルリスキリング実践講座は、このような毎週2時間の講義だけでなく、参加者同士がつながるコミュニティづくりも重視しています。

みなさん申し込まれたらSlackに招待し、事前課題に取り組んでいただいたり、講義の合間にやり取りを行ったり、学びを深めています。

コミュニティ化において、もうひとつ重要な役割を果たすのが懇親会です。

毎回、講義終了後に希望されるみなさんと高松の居酒屋でおいしい食事とお酒を楽しみながら、参加者同士の交流を深めます。

そこでは、お互いのさまざまな情報が交換されたり、話し合いの場となっていて、非常に有益な時間となります。

デジタルに対してモチベーションが湧かないのをどうするか

その日の講義は、Google Apps ScriptというGoogle製のプログラミング言語を使って、実際にプログラミングに触れてみるというものでした。

プラス、プログラミング学習の心得のようなものをお話したのですが、その重要なポイントのひとつが「学習時間」についてです。

一般的に、プログラミングを習得するには百時間単位の学習が必要です。ですから、準備なしに学習を開始するのではなく、いつまでにマスターするかを決めて、逆算して学習時間を計算し、その学習時間を確保するという準備をするようにお伝えしました。

その流れで、懇親会に参加された方から「デジタルがそこまで好きではない人では、そんなに時間を確保するようなモチベーションが湧かないのでは?」という率直な質問があったのです。

その方はこういった講座に参加しているくらいなので、モチベーションはおありなわけですが、たとえば職場で周りを見渡すと、デジタルが得意ではない、好きでなはない、だから学習に向かわせるのは難しいのではないかと感じるわけです。

たしかに、そうだよなと思います。一方で、とても興味深い質問だなと思いました。

みなさんだったら、この問いにどのように答えますか?

デジタルが苦手は大きなハンデ

10年以上前になりますが、Netscape Communicationの共同創設者、M・アンドリーセン氏は「ソフトウェアが世界を飲み込んでいる」と発言しました。

その後から現在までを見返すと、スマートフォンの普及、IoTの進展、そしてAIの登場。

世界のトップ企業はApple、Google、Microsoft、Amazon、Metaといったテクノロジー企業で占められ、さらにNVIDIAやTeslaも加わっています。

たしかに、世界はソフトウェアに飲み込まれているように見え、ビジネスはデジタルを武器としたテック企業が席巻しています。

そんな中で、「デジタルが苦手、モチベーションがわかない」というのは、ビジネスの観点から見て大きなハンデなのは間違いありません。

特に経営者がその状態だと、企業としても大きなハンデといえるでしょう。

デジタルを手段として捉える

では、どうすればデジタルに向き合い、その学びに向かうことができるのでしょうか。

ひとつの答えは、デジタルやIT、AIを「目的」ではなく「手段」として捉えることです。

DXとかAIとか言われると、真正面から向き合わざるを得ないように見えます。

しかし、ITもAIもデジタルも、あくまで、徹底的に、ただの「手段」でしかありません。

たとえば、ほとんどの会社はIT企業ではありません。

製造業や医療、建築、物流、小売など、それぞれの業界で、それぞれの社会貢献のしかた、提供する価値があり、その上でそれぞれの課題があります。

その領域の中で、今までよりもより良い社会貢献をする、新たな価値を提供する、解決できなかった課題を解決する、そこにはモチベーションがあるはずです。

その手段として、これまでのやり方にデジタルを組み合わせるとどうなるかを考えればよいという話です。

ワクワクしてきませんか?

自動車+デジタルで起きていること

例えば、自動車の話を考えてみましょう。

僕が乗っている車は、10年ほど前のもので、とても気にいっていますが、ある点でちょっとイラっとします。

それは、ナビが古いために、新しい道路が反映されていないという点です。どこ走っているのかわからなくなります。

しかし、この課題はすでに解決されています。クラウドの技術を使えば、ナビの地図は随時更新できます。

また、物流の業界などで顕在化している人材不足や、どうしても発生してしまう交通事故といった課題を解決すべく、自動運転の技術がどんどん向上していっています。

AIの革新的な進歩とセンサーの組み合わせで、認知・判断の精度が上がっていますし、プラスGPSなど多数の技術と組み合わせることで、より安全性も高まりつつあります。

このように、デジタル技術はどんどん革新していき、今までは不可能だったことを可能にしていきます。

自分の業界の課題解決の手段として

デジタル自体にモチベーションが生まれなくても、自分の業界や仕事の領域に目を向ければ、そこには「エネルギーを注ぐ価値がある」と思える部分があるはずです。

その「困った」を解決する手段や「ワクワク」を実現する手段としてデジタルを活用することが、デジタルに向き合うひとつの答えになるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

まとめ

以上、「デジタルに全然モチベーションが湧かない人へのひとつのアンサー」についてお伝えしました。

引き続き、みなさんがいきいきと学び・働くためのヒントをお届けしていきます。次回をお楽しみに!

この話を耳から聴きたい方はこちらからどうぞ!

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