【初心者向けGAS】プログラミングに必須の変数の使い方とデータ型について


box

photo credit: neilalderney123 Pandora via photopin (license)

みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

Google Apps Scriptの超入門ということで、Botを作りながら、GASプログラミングの基礎中の基礎を学んでいくシリーズです。

前回の記事はこちら。

【初心者向けGAS】はじめてのスクリプトを作成し、保存し、実行する
Google Apps Scriptの超入門ということで、GASプログラミングの流れと基礎についてシリーズでお伝えしています。今回は、初めてのスクリプトを作成し、保存し、実行する方法をお伝えします。

スクリプトの作成、保存、実行の仕方についてお伝えしました。

さて、今回は少し歩を進めてプログラミングで必ず必要になるテクニックである変数の使い方データ型についてお伝えします。

では行ってみましょう

変数の使い方

早速ですが、まず以下のスクリプトを、どんな動作をするのか想像しながら入力してみましょう。

実行すると、以下のようにログ出力がされますので、確認しておきましょう。

GASで変数の宣言と代入

変数とは何か

ここで、「num」や「msg」は変数とよばれるものです。

変数とは数値や文字列、その他色々なデータを格納することができる箱のことを言い、名前をつけることができます。

変数を使うことでスクリプトの中で

  • 値を保存できる
  • 値を別名で取り扱うことができる

といったことを実現できるわけです。

varキーワードで変数を宣言する

変数を使うには宣言が必要です。

GASでは変数の宣言をする際にはvarというキーワードを使い、以下のように記述します。

var 変数名

変数名は基本アルファベットであれば好きなように命名することができますが、内容が想像できるものが良いでしょう。また、大文字と小文字の区別はありますので注意下さい。

以下のコードは、それぞれ「num」「msg」という変数を用意したということになります。

変数に値を代入する

変数は宣言しただけでは意味がありませんので、値を格納してあげる必要があります。

そのことを代入と言います。

代入はイコール記号(=)を使って、以下のように記述します。

変数名 =

ですから、以下のコードは、変数numに10という数値を、変数msgに「Hello GAS!」という文字列を代入するステートメントです。

なお、変数には何度も代入をすることができ、その場合は「上書き」になります。

また、以下のように、現在の値にプラスして変数に上書きするという書き方もありますので、覚えておいてくださいね。

初期化式

なお、変数の宣言と代入は同一のステートメントとしてまとめることができまして、以下のように書くこともできます。

var 変数名 =

これを初期化式と言います。

なので、今回の例は以下のように記述することもできます。

データ型とは

今回の例では、数値と文字列をそれぞれ変数に代入して、それをログ出力するというものでした。

数値と文字列は、データのタイプが異なるものです。そのデータのタイプのことをデータ型と言います。

つまり、データ型が異なると、その表記の仕方や処理できることが異なります。

また、そのデータの表記の仕方のことをリテラルとも言いますので、キーワードとして覚えておいてください。

数値型とリテラル

数値型のデータは、加算(+)、減算(-)、乗算(*)、除算(/)、剰余(%)といった数値の演算を行うことができます。

今回の例は、正の整数ですが、負の数や小数も扱うことができます。

また、スクリプトの例にあるように、その表記の仕方、つまり数値リテラルはそのまま数値を記述するというものです。

ちなみに、ログ出力で「10」ではなく「10.0」となっていたと思いますが、これはGASで数値型をログ出力する際の仕様ですので、特に気にしなくて大丈夫です。

文字列型とリテラル

文字列型はその名の通り文字の列を表すデータ型です。

文字列はプラス記号(+)を使うことで連結を行うことができます。

今回の例では、文字列がシングルクォーテーション(’)で囲まれていますよね。これが文字列のリテラルです。

または、ダブルクォーテーション(”)で囲むという表記でもOKとされていますので、どちらか使いやすいほうを使ってください。

私はシングルが好きです。

まとめ

以上、Google Apps Scriptのプログラミングで必須の変数の使い方、そしてデータ型についてお伝えしました。

変数とデータ型はGASプログラミングの基礎中の基礎ですので、しっかり押さえておきましょう。

データ型については、数値・文字列以外にも真偽値やオブジェクトなどいくつかの種類がありますので、都度解説をしたいと思います。

さて、次回ですが、これまでなんとなく使ってきたLogger.logについて、ちゃんとお伝えします。

【初心者向けGAS】ログを表示するLogger.logの使い方
Google Apps Scriptの超入門シリーズ、GASプログラミングの基礎を学んでいっております。今回はログを表示するLogger.logの使い方、%sによる書式を使った方法についてもお伝えします。

どうぞお楽しみに!

連載目次:超初心者向けGASでBotを作りながら基礎を学ぶ

Google Apps Script(GAS)をはじめるためのメリットは山程ありますが、何を作ったらいいの?と悩んでしまうこともありますよね。そんな時に、おすすめしたいのが「Bot」の作成です。このシリーズでは、超初心者向けにGASでBotを作る方法を題材としながら、GASプログラミングの一通りの流れと書き方について学んでいきます。
  1. 【初心者向けGAS】本当の最初の一歩!スクリプトエディタでプロジェクトを開く
  2. 【初心者向けGAS】はじめてのスクリプトを作成し、保存し、実行する
  3. 【初心者向けGAS】プログラミングに必須の変数の使い方とデータ型について
  4. 【初心者向けGAS】ログを表示するLogger.logの使い方
  5. 【初心者向けGAS】スクリプト実行時の「承認」でびっくりしないために
  6. 【初心者向けGAS】Spreadsheetサービスの「オブジェクト」の基礎の基礎を知ろう
  7. 【初心者向けGAS】スプレッドシートのシートを取得する2つの方法
  8. 【初心者向けGAS】スプレッドシートのセル・セル範囲とその値を取得する方法
  9. 【初心者向けGAS】for文を使ったスプレッドシートの繰り返しの超基本
  10. 【初心者向けGAS】条件分岐をするif文の使い方の超基本
  11. 【初心者向けGAS】スプレッドシートのセルに値を入力する基礎の基礎
  12. 【初心者向けGAS】条件に応じてループを制御する2つの方法~break文とwhile文~
  13. 【初心者向けGAS】スプレッドシートのセル範囲を行数・列数を使って取得する
  14. 【初心者向けGAS】スプレッドシートのセル範囲をクリアするいくつかの方法
  15. 【初心者向けGAS】Google Apps ScriptでWeb APIを活用するための基礎知識
  16. 【初心者向けGAS】面倒なことはライブラリに任せよう!その概要と追加の方法
  17. 【初心者向けGAS】チャットワークのマイチャットにメッセージを送る最も簡単な例
  18. 【初心者向けGAS】Google Apps Scriptで別の関数を呼び出すfunctionの書き方
  19. 【初心者向けGAS】時限式のイベントトリガーを設置して決まった時刻にBotを送信する方法
  20. 【初心者向けGAS】プロパティストアの概要とスクリプトプロパティの編集方法
  21. 【初心者向けGAS】スクリプトプロパティを操作してそのデータを取り出す方法
  22. 【初心者向けGAS】スプレッドシートのセル範囲の値を二次元配列として取得して取り扱う方法
  23. 【初心者向けGAS】チャットワークのメッセージ記法でBot送信するメッセージを装飾する方法
  24. 【初心者向けGAS】Google Apps Scriptのドキュメンテーションコメントの書き方

  投稿者プロフィール

タカハシノリアキ株式会社プランノーツ 代表取締役
株式会社プランノーツ代表、コミュニティ「ノンプロ研」主宰。1976年こどもの日生まれ。東京板橋区在住。「ITで日本の『働く』の価値を上げる!」をテーマに、VBA&GASの開発、講師、執筆などをしております。→詳しいプロフィールはコチラ
★ご依頼・ご相談はお気軽にどうぞ!→お問い合わせはコチラ
★フォロー頂ければ嬉しいです。

コメント