みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。
多くのノンプログラマー会社員はこう思っているはず…。
朝早くから通勤して、会社では休む間もなく夜遅くまで大量の仕事をさばき、また電車に揺られて帰宅…
そんな毎日で、どうやってプログラミングを勉強すればいいのさ!?
と、そんな悩みに応えるべく開催された、コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」定例会Vol.14「会社員でもバリバリスキルを上げる方法!」でございます。
プログラミングスキルをメキメキ磨きつつも、会社でバッチリ活躍されているスーパー会社員のお二人をゲストにお呼びしてご登壇をいただきました。
経理からデータサイエンティストに転身されて活躍されているタダケンさん(@tadaken3)と、Microsoft MVPを受賞し続けていらっしゃるハイパー情シス担当のきぬあささん(@kinuasa)のお二人をゲストにお呼びして登壇をいただきました。
当日のツイートまとめは以下になりますので、合わせてお楽しみくださいませ!
凡人でもキャリアをハックして成長する方法
最初はタダケンさんから「凡人でもキャリアをハックして成長する方法」というお話。
「タダケンさん」とは?
ブログ「タダケンのEnjoy Tech」やTwitterをフォローいただくと、タダケンさんの活躍と活動範囲、アグレッシブなところがすぐに見ていただけると思います。
弊ブログでもいくつかの記事を執筆いただきました。
全然凡人には見えないのですが…
スキルの掛け算をする
さて、そんなタダケンさんですが、とある会社に入社して経理部に配属されたときに、「同期が強すぎる問題」にぶち当たります。
全員、素晴らしい資格を持っていて、しかも英語もできる。
会計・経理のスキルだけで勝負するのはかなり難しい…そんなときに、プログラミングに目をつけました。
そう、単一のスキルで勝負が難しいので、スキルの掛け算をしようと。
- Objective-Cを勉強してiPhoneで「モグラたたき」を作る
- Excel VBAを使って業務用ツールを作る
私、存じ上げてなかったのですが、タダケンさんもExcel VBAをされていたんですね。
20時間で習得したまあまあのスキルを掛け算
さて、その実りとして
- 業務の自動化により時間を生み出せた
- エンジニアリング的な考え方を仕事に活かす
- エンジニアと話がしやすく、システム部門とのやりとりを任される
と、このような変化が起き、その成果や能力が認められてデータ分析部門への異動発令があったそう。
会計、ゲームの知識、プログラミング…個々のスキルはそれほど高くなくても、組み合わせると価値が出せるポジショニングになるということなんですね。
そして、その掛け算をするスキルは「20時間の法則」でOK。
経理部の中でもっともシステムがわかるレベルになれば十分に価値を発揮するということでした…なるほどですね!
そして、今はデータサイエンティスト×人事×デザインの掛け算を目指してらっしゃるそうですよ。
ノンプログラマーは掛け算を作りやすい
これは、ノンプログラマーにとってはチャンスになる話です。
もともと本職として経理なり、営業なり、マーケなり…皆さん何らかのスキルを持っているので、それにただ一つプログラミングをプラスすることで、既に掛け算になるということなんですね。
さらに、誰でも仕事以外に「好きなこと」や「得意なこと」、「興味があること」があったりします。
ノンプロ研の中にも、マンガ好き、アウトドア好き、ガジェット好き、タスク管理好き、デザイン好き…いろんな方がいらっしゃいます。これらも組み合わせることもできます。
組み合わせが難しいなら、前述の「20時間の法則」で増やしていってもOK。効果的そうだなというやつを見つけて、ちょっと頑張る。
これなら、確かに普通の人でもできそうですよ!
Microsoft MVP的自分語り
お次は、きぬあささんから、「Microsoft MVP的自分語り」のお話。
ほんといつも声がステキ。ぜひ、読者の皆さんにも直接聴いていただきたい。
「きぬあささん」とは?
お仕事はごく一般的な情シスさんとのことで、基幹システムの保守、皆さんのPCのセットアップ、プリンターのトナー交換などが主なお仕事で、VBA、VBS、PowerShellなどを駆使してお仕事をされています。
ブログ「初心者備忘録」やTwitterでは、Officeアドインをはじめ、VBAやGASのことも書かれていらっしゃいます。
私は、かねがねネット上では拝見させていただき、勉強をさせていただいておりました。
昨年開催させていただいたガイアックスさんの「Google Apps Script活用ミートアップ」というイベントで、直接ご挨拶させていただいたのを機に、今回の登壇も…とお願いした次第です。
Microsoft MVPとは
ですが、最も特長的なのはなんと言ってもMicrosoft MVPを取得されているという点です。
(他にもいくつか特長的なところがおありでしたが(^o^))
ノンプロ研の多くのメンバーはVBAを習得されている、または習得を目指されているのです
が、Microsoft MVPについては、あまり詳しく知らない方が多いようでした。
タカハシ自身も名前は聞いたことあるけど、「みんな、どうやって受賞してるの…?」と謎に思っておりました。
Microsoft MVPとは
Microsoft製品・サービスに関する最新情報の発信、バグ・技術資料の改善・機能提案、Microsoftへのフィードバックなど、 プロフェッショナルとして技術コミュニティで活躍されているコミュニティリーダーを表彰するアワード
のことで、現在国内に230名ほど受賞者がいらっしゃるそうです。
条件としては
- 年に一度の更新審査が必要
- 新規でMVPアワードに応募する場合、 Microsoftのフルタイム従業員、もしくは現役MVP受賞者による推薦が必要
とのこと。
きぬあささんに推薦してもらえればなれるのかな…?
詳しくはRie Moriguchiさん(@Rie_Moriguchi)のツイッターをフォローすると、Microsoft MVPの情報が手に入るそうですよ!
VBAをどのように勉強したか
きぬあささんのVBAの勉強法ですが、大変勉強になりました。ていうか、ストイックです。
- とにかく本を読む(Webではなくて本)
- Q&Aサイトにひたすら回答
- ブログでアウトプット
確かにちょっとやりたいことを調べるにはWeb検索は便利ですが、体系的にしっかりまとまったスキルを身につけたい場合は、本のほうが向いているかも知れません。
きぬあささんにご紹介いただいた書籍の中には、私の知らないくらい前に出版されたものもあり、たいへん興味深かったです。
あと、Q&Aか…私はほとんど回答したことがなかったのですが、なるほど~。あ、でもノンプロ研のSlackがそんな役割かも知れません。教えることは2度学ぶこと!
ブログはスマホで、プレッシャーをかけすぎずに
きぬあささんは、通勤時間が片道2時間とのこと。
いつ、書くんだ?という話ですよね。
実は、ブログの記事のネタ集めと、下書きをほとんどスマホのGmailアプリでされていらっしゃるそうです。
フリック、めちゃめちゃ速そうですね。
あと、書くことがストレスにならないように、更新頻度などの目標を立てずに「書きたいときに」されているそうです。
普通の人なら、そのままフェードアウトしそうなので、アドバイスとしてそのまま採用してよいものか…、正直悩みますねw
色々なスタンスがありますね。その人がうまくいくスタンスがベストですもんね。
はじめてゲスト登壇をお呼びしました
そんなお二人をお呼びして開催した今回の定例会。
ノンプロ研的には今回はチャレンジな定例会でした。
というのも、定例会でゲストにご登壇いただくのは初めてだったんです。
これまでは、タカハシがしゃべくり倒すスタイルだったのですが、ほら「会社員で活躍する」という話は、私はできないんです。
なにせ、私タカハシは会社員でうまく活躍できた経験がありませんもので…
自分にはできない話が、他の方ならできますからね。
皆さんのお力を借りて、どんどん知の交流を活発にしていければと思う次第でございます。
まとめ
以上、ノンプロ研定例会Vol.14「会社員でもバリバリスキルを上げる方法!」のレポートをお伝えしました。
私個人としては、自分の体験から、どうしても会社員にネガティブなイメージを持ってしまっているので、お二人にご登壇いただいて本当に良かったです。
お二人に共通しているのは、スキルだけでなく「ポジション取り」もちゃんとする、ということだなと思いました。
タダケンさんは戦略的にポジションを獲得されていきました。
きぬあささんも今のお仕事とご自身のテーマの親和性が高く、裁量もってやられている様子でした。
お二人のように、会社員でもプログラミングを武器に勝負していけるし、価値のある「働く」を武器にすることができます。
さて、次回も素敵なゲストをお呼びしています。
チャンネル登録者数27000人超え!「おさとExcel」を運営されているExcel×YouTuberの長内孝平さん(@osatoexcel)にご登壇いただきます。
テーマは「ノンプログラマーのためのブログ&動画発信術!」
どうぞお楽しみに!
「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」について
コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」では、毎月の定例会や勉強会、Slackでのやり取りを通して、皆さんのプログラミング学習の質やモチベーションを高めるための活動をしています。 過去の活動については、以下のページをご覧ください。- コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2017-2018)
- コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2019)
- コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2020)
- コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2021)
- コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2022)