Power Automate Desktopでノンプログラマーの仕事はどう変わる?


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みなさん、こんにちは!
タカハシ(@ntakahashi0505)です。

「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」は、ノンプログラマーがプログラミングをはじめとするITスキルを学び合うコミュニティです。

先日の定例会のテーマは、現在人気沸騰中のMicrosoft製RPAツール「Power Automate Desktop」(略してPAD)。

6名の皆さんによるLT形式で、皆さんが触れてみて発見したことについて発表いただきました。

第して、「Power Automate Desktopでノンプログラマーの仕事はどう変わる?」です。

ちなみに当日の様子は以下、Togetterのツイートまとめもご覧くださいませ。

ノンプロ研定例会Vol.45「Power Automate Desktopでノンプログラマーの仕事はどう変わる?」
Microsoftが発表した「Power Automate Desktop(通称PAD)」は、Windows10さえあれば無料で使える協力なRPAツールです。これまでプログラミングで実現する必要が..

では、行ってみましょう!

Power Automate Desktopとは

冒頭に私から簡単に「Power Automate Desktopとは」についてお話させていただきました。

内容的には、以下の記事にまとめていますので、まずこちらをご覧いただければと思います。

【超初心者向け】Power Automate Desktopとは何か、またその学ぶべき理由とは
Power Automate DesktopによりWindowsユーザーは、簡単操作でルーチン業務の自動化を実現できるようになりました。今回は、Power Automate Desktopとは何か、そしてノンプログラマーが学ぶべき理由について紹介します。

要約すると以下のような理由から、ノンプログラマーの武器として大きな期待が持てるものとなっています。

  • 従来は高価だったRPAツールが無償から使用できる
  • 学習コストが低く、理解しやすいツールであるため、社内への導入もスムーズなことが期待される

選択肢はどのように変わるか

ノンプログラマーが業務の自動化をしようとしたとき、これまではVBAやPythonといったプログラミングの習得が最初の主要な選択肢でした。

しかし、そこにPADという選択肢が加わったことで、自動化したい対象によってはPADが最初の主要な選択肢になるというケースが出てくると想定しています。

以前「before」と、ここ最近「after」で表にしてみましたのでご覧ください。

項目 befor after
ExcelなどOfficeの操作 VBA モダンExcel・PAD
CSV操作 Python・VBA モダンExcel
PDF操作 Python PAD
フォルダ・ファイル操作 Python(・PowerShell) PAD
Winアプリ操作 RPA(・Python) PAD
ブラウザ操作 Python PAD
HTTP通信 GAS・Python GAS・Python
スプレッドシートなどGoogleアプリの操作 GAS GAS

もちろん、詳細によってはこの限りではないのですが、PADとモダンExcelで達成できることがグッと増えたのは間違いありません。

学習のしかたはどう変わるか

PADだけでなく、モダンExcelやノーコード・ローコードアプリ開発など、学習コストが低いといわれるノンプログラマー向けツールが多数登場しています。

また、今後も登場することが予想されます。

そうなると、学習コストが低くなる分、ノンプログラマーは複数のスキルを組み合わせて仕事をすることになるはずです。

何を、どう学習すべきなのか、情報収集力や、目利き力、また学習効率の高さなどが、今後よりいっそう求められるようになるでしょう。

ノンプロ研や、ブログ・書籍などの執筆を通して、そのあたりを重点的に支援していきたと考えています。

PADに触れてみて気づいた良かった点

PADに触れてみると、外からでは見られない魅力やチャームポイントも発見できるというもの…皆さんのLTから、PADに触れてみて気づいた良かった点についてまとめてみますね。

プログラミング知識でループ処理もお手のもの

PADはローコードプログラミングということで、ループや分岐などのフロー制御も可能です。

ですから、プログラミングを学習済みの皆さんなら、フローを修正して、ループ処理をつくるというのもお手のものなわけです。

PDFやOCRなど紙資料業務に効果的

PADにはPDF処理やOCR処理など、紙ベースにした業務にも有効な機能がデフォルトで用意されています。

そもそもデータが紙なんで…という現場に投入することで、効果的な最初の一手となることが期待できます。

FTP操作などできることがたくさん

FTP操作ほかアクションが多数用意されていて、プログラミングなど他の手法では実現できないことも、PADでは実現できたりします。

アクションはひととおり確認しておきたいですね(たくさんありすぎますが…汗)。

完全日本語は評価が高い

プログラミングは非IT職にとって「わからないもの」なので、どうしても余計な抵抗感を生み出します。

しかし、PADは完全日本語で誰にでもだいたいわかる内容なので、その抵抗感をかなりスポイルしてくれます。

これ、ほんとありがたい…!

VBScriptやPowerShellとも連携が可能

PADはVBScriptやPowerShellなどとも連携が可能なので、PADでできないことがあったとしても、そちらで吸収することを期待できます。

PADに触れてみて気づいた困った点

実際に触れてみるとチャームポイントとともに、見えてくるのがハマりがちな点や、がっかりする点など…

これも実際に触れてみないと気づきづらい点ですが、皆さんからシェアいただいたのでまとめます。

不合理な業務フローも自動化できてしまう

PADでは不合理な業務フローも自動化できてしまいます。

しかし、それをそのままにせず、そもそもの改善を事前にすべきですよね。

学習コストは低いとはいえ、業務理解や社内調整なども必要になるのです。

要素を認識してくれない

アプリやWebのUI操作でいうと、PADが操作したい対象を認識してくれないということも。

LTではGoogleスライドや、実務で使用しているERPなどがその例として挙げられていました。

やってみないとわからないですし、できなかったときにどうするか?という問題がありますね。

動作が不安定なことも

これはRPAではよく聞く話ですが、状況や場合によって、うまく動作しないことがあります。

その原因がはっきりしていればよいのですが、そうでないことも…

正常に動作しないケースが見受けられるなら、そのときにどうするかなどを用意しておく必要があります。

まとめ

以上、Power Automate Desktopでノンプログラマーの仕事はどう変わる?についての定例会レポートをお伝えしました。

PADは素晴らしいツールですが、お伝えしたとおり無敵のツールというわけではありません。

その利点や、気をつけるべき点を把握した上で、他の選択肢をうまく組み合わせて上手に活用していきたいですね!

「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」について

コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」では、毎月の定例会や勉強会、Slackでのやり取りを通して、皆さんのプログラミング学習の質やモチベーションを高めるための活動をしています。 過去の活動については、以下のページをご覧ください。
  1. コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2017-2018)
  2. コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2019)
  3. コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2020)
  4. コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」の活動レポートまとめ(2021)
ぜひ、皆様のご参加をお待ちしております!
コミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」についてのお知らせ #ノンプロ研
ノンプログラマーがVBA・GAS・Pythonなどのプログラミングを学ぶコミュニティ「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」が絶賛活動中です!本ページはコミュニティの情報発信をしていく特集ページです。

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